CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

初めて買った茶器の事 

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どうです、この碧。

いいと思いません?

 

底のほうが、お抹茶で少し緑に変色しているところが、

これまたいいでしょう?

 

なに、お分かりにならない?

 

では、この茶器を手に入れた経緯と、

そこから学んだことを、お教えしましょう。

 

あれは、20年ほど昔のことですね。

友人と信州から飛騨にかけて、オートバイでツーリングしていたんです。

 

ちょいと休憩タイムを取った場所の向かいに、この窯元の販売店があったんです。

小糸焼といわれる陶器です。

 

ちなみに陶器と磁器は、別物です。

陶磁器、というのは、間違いですね。

 

お茶を点てるのには、多少の心得はありましたが、

茶器に手を出そうとは思っていませんでした。

ですから、その店に入ったのは、ほんの好奇心でしたね。

 

すぐ目に止まったんですよ、これが

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こんなアングルで。

 

手に取ると、こんなアングル

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わけもなく、「ほしい!」と思ったわけです。

オートバイなのにね。

確実に割れますよ。

 

その店の女将と話をしていて、ご子息もオートバイに乗っているらしい。

話しが弾み、会話も盛り上がってきます。

別便で送ってもくれるという。

 

お値段は3万円だったと思います。

買えないこともない。。

 

当然値切ったわけです。

女将は、あっさりと2万五千円にしてくれて、送料もタダでした。

その時は嬉しかったですねえ。

と、同時に、「カモられたかな?」とも思ったのです。

 

そして本格的な蓋箱に入って届きました。

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女将からのお手紙が同封されておりました。

遠くにお住みの息子さんに、その日電話してみたとか書かれていましてね。

とても丁寧な、美しい文でした。

 

この時、私、なんだか恥ずかしくなりましてね。

焼き物ってのは、夢を買ってるわけです。

売買のプロ以外は、安く買えば良いってものじゃないんです。

 

転売すればいくらになるとか。

作者が有名かどうかとか。

鑑定団に出せばどうのとか。

 

そういうのは、骨董屋相手にやればいいのです。

いずれ、骨董の世界の仕組みについても、書くと思います。

かなり、辛い目にも逢いましたしね。。。

 

まあ、それはそれとして。

 

茶器とかね、5千円まけてもらえば、5千円分夢が減るんです。

いいじゃないですか、ポンと払ってあげれば。

もったいないなら、そもそも買わなきゃいいんです。

 

向こうも商売ですから、ふっかけてきているのかもしれません。

でもいいんです。

こういうのは、高いか安いかではなく、

お財布能力として、

買える値段か、買えない値段か、なのです。

欲しいのですから!

 

なんでもね、CPとか言ってちゃダメです。

それは恥ずかしいことですよ。

 

それ以来、こう言う様になりました。

「買う気なので、買えそうな値段を一発で言って下さい!」と。

 

どうです、値切りじゃないですよ。

夢も減りませんよ。

一発勝負です。

 

返事は、

 

「買った!」

「やめた!」

 

の二つに一つです。

 

夢ありますよ。

いや、ぎりぎり残りますよ。

こう言う狡さって、大人の嫌らしさとも言うのですが。。

 

戦国時代のゲームやってんなら、武将たちが愛したお茶の世界に行きましょうよ。

歴史ブームなんでしょ、今?こういうとこまでおやりなさいよ。

茶碗一つと、一国を秤にかけるとか、いいじゃないですか。

茶釜被って爆死とか、最高じゃないですか。

ヒリヒリして下さいよ、お若いの。

 

道楽なんてのはね、そういう事も含めてやるものだと思いますよ。

いい夢見なきゃね。

 

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北川半兵衛商店 抹茶 初昔 40g

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飛騨 小糸焼窯元 ぐいのみ(桐箱入り)

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