好きな人多いですよね。
この写真のサヴォア邸なんか大人気ですよね。
でも、そんなにいいですか?
近代建築の5原則って、彼が言い出したわけでしょう?
それにしばられすぎじゃないですかねえ。。
なんか、批判的な意見を言えない空気がありますよね。
彼なんかには特に。
ようがす。私が言おうじゃありませんか。
建築家は、人の銭で自己表現やりたがってんじゃねえよ、と。
30年ローン組ませてんじゃねえ!とね。
まあ、芸術ってのは他人のあぶく銭でやるもんです。
身銭を切っているうちは、まだ自己満足でしかありません。
まあ、それは分かっていますよ。
でもねえ、コルビュジェはねえ。
偉大とは思いますけど、そんなにいいですか?
後半の小屋とかはいいような気もしますけど、
これはねえ。。
出来上がった後に、
施主がブチ切れたそうじゃないですか。。
まあね、これ1931年ですからね。
1931年の車と比べて見ましょう。
これが、あの家の前に停まってるのは、
やはりどっかオカシイです。
でもね、前川國男の先生ですからね。
彼の戦時中に立てた自宅は素晴らしいですよ。
それがこちら。
これが玄関。反対側はこうなってます。
これ、東京の「江戸東京たてもの園」に移築されて、
行けば入れます。
いやあ、感動しますよ。住んでみたい。
前川もね、帰国してすぐは、
師匠の教えに忠実にやったんです。
結果、大失敗です。
歴史的意義はあるでしょうけど、
失敗を隠さなくてもいいんじゃないでしょうか。
話をコルビュジェに戻しますけどね、
こういうお風呂って、素直に問題なんじゃないんでしょうか。
こういうのを、普請道楽でやるのは、
イイと思うんです。
でもねえ、人が住むのなら、
あんまりこういうのを本気で作るのはどうなんでしょう。
建築というものに、奇妙なイメージを入れたのには、
その時代時代に、それなりの理由があったんだと思います。
バウハウスとかは、まさにそのシンボルだったわけです。
最終的には、当時の先端思想であった「コミュニズム」と絡んできます。
あの味気ない団地群とかって、実は「唯物論」という、
思想を具現化したものなわけです。
それが独り歩きして「スタイリッシュ」になって、
「なんか落ち着く」なんてなったわけです。
サヴォア邸がどうこういうのは、
野暮なんでしょうけどね。
ときどき、本気で作って、
本気で住んで、
体を壊してる人って、いますよね。
気合入れるときにだけ住んでたお言いますしね。
今やギャラリーなんですからねえ。
楽しく住める人にはいいのでしょうけれど。。
追記
(他人のことはほっといてやれよ!ごもっともですね!さあ、そこでついクリック!)
サヴォア邸 Le Corbusier Villa Savoye1928-31―世界現代住宅全集05(Residential Masterpieces)
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