青さんから原稿が来ました。
坂上忍を褒めるお題なのに
杉様のことが書かれております。
うーんわかりますが、どうしたものか。。
何か熱いものが、青さんの中を駆け抜けたのでしょう！
熱いものは熱いうちに。
ではさっそく！
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杉良太郎という、
東南アジアの子どもたちを養育するのが
趣味の俳優がいます。
仕事だとある程度計算が必要ですが、
趣味ならしょうがない。
じゃぶじゃぶお金を使っちゃうものです。
ところがね、世の中には一定数の
バカが存在しております。
この行為を「売名」だと謗ったわけです。
これへの切り返しも痛快なのですが、
ちょっとまって欲しい。
これ、名を売っているんだろうか。
結果的に有名になりましたよ。
だから名前を売ったんだ、
と言うことなのでしょうが、
これはちょっと言葉として問題がある。
というのもね。
名を売る、ということは
名声を得ると言い換えることができるでしょう。
得る、ということは
買うんじゃないでしょうか？
金銭や物品を
「名声」や「名誉」と交換するのだから、
名を買っているんです。
売名行為というのは、
リスクを取って名前を売る
という行為のことだと思うんです。
有名になりたいAV女優が、
勢いのある芸人と写真に取られる、とか。
有名になりたいユーチューバーが、
危ない橋を渡る、とか。
有名になりたい学者が、
ありもしない実験結果を発表しちゃう、とか。
諸般の事情がある経営者が、
やるつもりもない寄付計画をぶち上げる、とか。
こういうのが「売名行為」なのだと思うんです。
実際、莫大な銭を打ち込んで
悦に入っているのであれば、
それは「いいぞおじさん」であります。
いいぞおじさんということなら、
それは沼へ誘うものであります。
妖怪の一種です。
金を使ったんだ、
と自慢したい気分を理解できないなら
「ふーん…」と生返事をしておけば良いのです。
同好の士が、
首までどころか頭の先まで
沼に使った業の者を、
飛んでしまった視線で
羨ましげに見つめるというのが
「買名行為」の世界なのだと思います。
業が深い。
これはもう、
実に極道です。
しかし、そのジャンルを理解しない人から
「そんなことで浪費するなんて、社会人としてどうかしている」
とか
「もっと有益な使い道があるのに、有名になりたいだけで無駄遣いをしている」
とか
「そんなことに使ったとか発表しなくても良いだろ」
とか
訳知り顔で言われたらどうですか？
貧者の一灯というのは、
撒き餌レンズしか持っていない人でも、
カメラが好きなら遠慮なくそう言って良いんだよ！
という話であって、
フルサイズ機に大砲レンズを付けている人を
排除する言葉では、本来ありません。
私は真宗大谷派ですが、
チャリンチャリンのお賽銭だけで
烏丸の大伽藍が維持できるはずがないんです。
サン・ピエトロ大聖堂だって、
きっと事情は同じです。
出すやつは偉いんだよ。
額じゃないんだよ。
使うと言った金を使っていなかったなら
売名行為かもしれませんが、
実際に使うんなら趣味です。
趣味なら他人から
とやかく言われる筋合いのものではありません。
太鼓持ちのように、
おだてて浮かせて使わせろ！
とは言いませんが、
惨めな気持ちになるような
金持ち批判は止したほうがいいと思います。
世のため人のために金を使う人に、
大いなる名誉が与えられますように。
ボロは来てても心は錦。
ひがまぬように生きていきたいと切に願う、私でありました。了
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基本的に原文ママです。
杉良太郎は神戸が生んだスーパースター。
彼の出身地は、神戸市長田区のとある街。
現実にスラムな街からのし上がった
バリバリ武闘派スーパースター。
まさに、スター！
「ええ、売名行為ですよ」
こう言い切って様になる、本当のスターの前では
ひがみの声など草木以下。
坂上忍。
こう言っちゃあなんだけども、
あんた立派だよ。
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