2019-05-16 五月の空に 祈ること Share on Tumblr 5月の知覧は夏のよう。 小鳥の声を聴きながら草むらに寝転ぶ。 作戦命令を待っている間に。☓☓が俺も次には小鳥になるよう、と言った。 笑わせるな。〇月〇日、出撃します。我6歳の時より育てくれし母、偉大なる母。世間のまま母にあるがごとき不始末は一切なく 我を慈しみ育てくれし母、俺はなんと意志薄弱だったことだろう。何度もお母さんと呼ばんとしたが ついには果たせなかった。さぞ寂しかったでしょう。今こそ呼ばせてください、お母さん、お母さん。