JR元町駅東口からでて、
すぐ見える上島珈琲の直営店の角を、
南に入っていき、商店街に突き当たる手前、
その右側(西側)の地下に降りる入り口。
いかにもな設定で佇むバーOWL。
平たく言えばフクロウのことですね。
もう何年前でしょう、
浴びるほど飲んでいた時、
結構行ってましたね。
少し前になるんですが、
友人と待ち合わせに使ったんです。
「上田正樹みたいな、ヘンコなおっさんがやってるから、マスターが酔ってると、なにか頼んでも『それないよ』で終わるけど、気にせず待ってたら出てくるから、先に飲んでてね」
と、ものすごく乱暴な紹介をして、
ちょっと遅れて店に入ったんですね。
そしたら、ぜんぜん違ってて。。
洒落た感じの、若い人向けのお店に。
若い主に聞くと、
先代は隠居して、店を常連客であった、
現マスターに譲ったらしく、
それも何年も前のことらしく。
なるほど、時は流れてる、ってやつですね。
でも、昔と同じく選曲のいいジャズが流れ、
先代よりもちゃんと仕事する二代目が、
テキパキと注文をこなしてくれます。
ふむ。むかしよりよくなったよね!
ハーパーのソーダ割りを、
軽く楽しみながら、
明らかに良くなった接客を楽しみ、
同時に昔の胡散臭さを懐かしみ、
消えるものばかりが良いとも言えんね、
と思うにいたり。
友人は、九州の人間で、
普段は角打ち系のほうが好きらしく、
ちょっと困ってはいたものの、
ブランデーサワーなどという、
洒落たものを飲んでおり。
どうでもいい話を、ヒソヒソ話し、
酔客が団体で来たので、退散し。
まあ、そういう使い方飲み方をするには、
とても良いお店だと思うんですね。
お若い人も、こういうお店で
多少経験を積むのが良いのかもと思ったり。
知らぬ間に、珈琲なんかも
用意できるようになっているらしく、
それはそれで良いことであるなあ、
と思った次第。
ついでに、昔どういうお店だったかと言うとね。
カクテルのグラスホッパー頼んだんですね。
チョコミントアイスみたいな、
夏に向くカクテルですわ。
そしたら先代がね
「あー、うちでは作れんなー」
と言うんですわ。
ほな、代わりに何か、と頼んだんです。
「うーん、それも無理やなー」
と。
邪険にされている感じじゃなかったので、
結局、ジンリッキーか何かにして、
飲んでいて、マスターを見ると、
グラスホッパー飲んでたんですね。
で、次のを頼むときに、
再度グラスホッパーにしたら、
「うちのは美味いからねー」と。
あれは、おかしくておかしくて。
もう、ホントにいい加減な面白い人でしたね。
(まあ、こういうのも昔話し。怒らずに楽しむほうが、より楽しいのでクリック!)