CHUFF!! チャフで行こうよ。

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2008年10月正義について ライブを原文で。

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2008年10月の経済のまとめを読むと、

2008年の経済 - Wikipedia

国際的には陰鬱な空気。

そしてETC1000円の高速料金案が出た時

という。。

人間の移動が経済を支配している現状からすれば、

まあ分からなくもなかったんですが、

 

個人的にはあの割引終了後、

高速道路はトラックしか走っていなくなりましたねえ。

1000円で走れていたものが、正規の値段になると、

「損した気分」になることが定着したのだと思います。

 

この厄介な「気分」の最高峰、

 

「正義」について

 

青さんは既に語っておられたようです。

では、2008年の世界へ、誘われてみましょう。

 

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思うところがあり、

今日は抽象的に憤ろうと思います。

さて、正義の話であります。

無論、ソフトバンク

ツンツルテンのことではありませんぞ。

小難しい解釈は置くとして、

正義や正論について、

時に人は驚くほど鈍感になりがちであります。

特に、関係性が近いものに対しては

無配慮に振りかざされるものでありまして、

相手を完膚なきまでに叩きのめすことも、

しばしばあることではないでしょうか。

私自身、反省するところも多く、

正義を意識した瞬間に

物言いが傲慢になることが多々あります。

思うに、正義や正論というものは、

基本的には危ないものなのであります。
正しい、という感覚は、

他のどんな気分よりも飛びぬけて非妥協的であり、

非協調的であり、極めて排他的であります。


自分が正しい、

と思った瞬間に他にあるはずの

「別の正解」が見えなくなりがちでありまして、

違う正しさに対して

無配慮になることも少なくない

のではないでしょうか。

理解しあう上で、

一番邪魔なのが正義であり、

正論であります。

そんなことはわかっているんですよ。

ただ、現実は定規で引いたようにはいかないんですよ。

それぞれに事情があり、

それぞれに立場があり、

それぞれに歴史があるんです。

正論や正義は、

常に相対の存在でありまして、

例えば自分が持っているものが正しいからといって、

その正しさが相手の不正を証明する

とは限らないのであります。

こうあるべきである、という主張は、

あくまで自分の勝手なのだという意識がないと、

それへのリアクションはすべて「悪」だ

という理解に終始することでありましょう。

 

悪だと理解したらどうなりますか。

二元論的思考の最大の弊害が

露見するだけの話であります。

どんな意見だろうと、

発表と検討はなされるべきであります。

ところが、この二元論的思考は多くの場合、

発表の機会を殺ぎ、

結論がでてから検討を始めるという

無駄な作業になりがちであります。

論を持って正誤を決めるのは、

一般的には合理的な方法であります。

ありますが、絶対の方法ではありません。

大体、何のために議論するのかを見失うのならば、

その状況でもっとも適当であろう方策は

生まれはしないのであります。

自分が思い描く理想は、

夜寝ている時に堪能したらいいのであって、

目が開いているのならば、

現実を見るべきであります。

喧嘩腰で語り合って、

いったいどんな結論を導くつもりですか。
解決を求めない言葉のやり取りから、

あなたの望む結末に

たどり着けるとお思いですか。

誰しも思うことがあり、

思うからといって

すべて吐き出すわけではないのであります。

何か、特別な関係に

幻想を抱いておられるようでありますが、

人間同士が根底から完璧に分かり合えることなど、

どんな関係でもありえません。

あなたの言う正しさとは、

いったい誰が担保してくれるものでありますか。


一般論、普通は、

常識的に考えて、当たり前…


安易に抽象的な表現を使って

嵩にかかろうとする私がいます。

正義を盲目的に信じるあまり、

言うべきではない

誹謗、中傷をしている自分がいます。

正義は人を確実に狂わせ、

反省すべきをさせず、

何度も同じことを繰り返させます。

自分の意見が完全無欠だと思ったら、

それで終わりです。

自分は間違っていると思うからこそ、

前進があるのであります。

どんな正義も、どんな正論も、

見る人が見れば悪であり、暴論であります。

平和裏に相手をコントロールできる程度の

話術と知識を身につけてから、

正しいだの常識だのを語るべきでありまして、

修行が足りない自分自身を反省しつつ、

今日はこの辺で。了

 

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マイケル・サンデル の、名講義が話題になってから

やたらと正義を聞くことが増えました。

 

しかし、今更ながらに考えますと、

正義の対語が思い浮かびません。

「不義」と言えなくもないでしょうが、

これはちょっと違う気がしますね。

「不義」の対語は「大儀」だと思いますけどね。

 

ということは、正義とは、

しょせん最近の感覚ということです。

善悪二元論のジャッジをもたらす、

一神教的世界と考えるのが妥当でしょうなあ。

ということは、「正義感」というのは、

刷り込みの可能性がありますね。

ずっと昔からあったわけでも、

どうやらなさそうです。

 

(そこで、善悪を問うことは、無理とは言わないが難しいので、クリック!)

 

 

 

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