CHUFF!! チャフで行こうよ。

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CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

嵐が去ったので

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嵐の夜について考えてみます。

 

嵐の夜というのは奇妙なもので、

複雑なものをはぎ取って、純粋になる時間のようにも思うのです。

東洋医学に「房中術」というのがあります。

房中術 - Wikipedia

嵐の夜にセックスはしてはいけない、というのですね。

 

昔の嵐は、そりゃ大変だったろうから、

そんなことに耽っていては、

いろいろまずかったのかもしれません。

 

でも、私はそれ以上に意味があるんじゃないかと思うのです。

 

 

というのもね、あの気圧低下と暴風雨の中では、

いろいろ人間はおかしなことをしたり、

おかしな衝動に駆られたりするもんです。

 

まだ原稿待ちなんですが、

ここに寄稿してくれている「青さん」も、

chuff.hatenablog.com

嵐の夜は「特別なこと」してらっしゃいました。

そのうち書いてくれると思います。

 

今回、みなさんにご紹介したいのは、こちら

まずはブラッドベリの最高傑作ではないか、と思っている短編集。

とうに夜半を過ぎて (河出文庫)

とうに夜半を過ぎて (河出文庫)

 

 ついぞ言えなかった言葉が、嵐の夜に語られます。

その言葉はなんだったのでしょう。

それは誰に向かって語られるのでしょう。

 

SF作家として名高いブラッドベリですが、

この短編集は、そんな狭いジャンルでは説明できない世界です。

ページをめくるのが惜しいくらいの、

美しさです。

訳者の小笠原豊樹の素晴らしさ。

実はこの人です。

岩田宏 - Wikipedia

こんな世界を書ける日本人はいないと思います。

そもそも、日本語に向いていない世界かもしれません。

それならば、小笠原氏の訳のすごさは、

生半可ではありません。

彼が、フィリップ・マーローを訳していたら、

どうなったのでしょう。

決して、「ロング・グッドバイ」なんて題名にはしないでしょう。

そんな逃げた訳。

惜しい人を亡くしました。

 

 

いまでこそ、停電も珍しいものになりましたが、

少し前まで、嵐の夜は停電と決まっていたものです。 

停電の夜に (新潮文庫)

停電の夜に (新潮文庫)

 

 静かな夜。

様々な人が、様々なことを語り始めます。

語らなかったこと、語ってはいけなかったもの、いろいろです。

そういう力がありますね、そんな夜には。

インドのベンガル人の血を引くイギリス女性の、

美しく悲しい文体。

 

世界の文学は、常に新しいものを生み出していて、

新しいエンターテイメントを構築しています。

その世界は、物語性だけにとどまらず、

読んでいる者を、特別な空間に連れてゆきます。

 

そういう読書を経験するには、

今の日本は向いていないと思います。

でも、もともとはかなり可能性の高い言語です。

まあ、気が向けばチャレンジしてみてください。

損はないですよ。

 

(ネタバレでしらける世界って、まあそこまでの世界だよね。なのでクリック!)

 

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