CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

マン島での道 その38 やっぱりマズイ。

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ブッ飛びパトカーと出会った焚き火の男

 

chuff.hatenablog.com

歴史見学は興味無いようで、

イベント会場へと乗り込んだようです。

 

では、いってみましょう!

 

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イベント会場に足を踏み入れてみると、

マチュアバンドがライブを行っていた。

会場内にはカスタムされたバイクが展示されている。

 

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妙に盛り上がらないとこまで同じw



そのスタイルは、日本のバイクイベントとほとんど変わらない。

 しばらくロックを聴き、遠目に城を眺めながら時間を過ごす。

 

会場の盛り上がりが一段落したところで

一緒に来ていたW氏の提案で、

ピールの街を散策する事に。

 

海沿いを歩いていると、

前方から歩いてくる日本人を見つけた。

手にはヘルメットを持っている。

 

向こうもこっちに気づいたらしく手を振っている。

誰かと思ってよく見てみると以前、

メイン会場で会ったマーシャルのY君だ。

chuff.hatenablog.com

 

こんなところで会うとは何たる奇遇。

 

彼は今日のレース中止を受けて、

時間ができたので島内をバイクでツーリングしていたようだ。

ホテルに帰る途中、ここのイベントに寄ったらしい。

 

少し話をしたのち彼はバイクに跨り、

颯爽と走り去っていった。

 

いいなぁ~。

 

今回は無理だが、

いつかこの島をオレもバイクで走ってみたい。

 

オレ達は再び街中を見て歩いた。

海沿いの通りには、

パブをはじめとする飲食店が立ち並んでいた。

他の連中との待ち合わせまで、

まだ一時間以上ある。

 

少し早いが、晩飯を食うことにした 

どの店も恐ろしく混みあっている。

3軒目に入った店で、

何とか二人分の席を見つけそこに座った。

 

メニューを手に取り見てみる。 

やはり

 

さっぱりわからん。

 

どの店もメニューには文字の羅列だけで、

日本のファミレスように写真などは載っていない。

 

困った。本気で困った。

 

するとW氏の横で食事をしていたオジサンが、

彼に話しかけてきた。

 

そしてメニューを指さしながら、

あれこれと語っている。

オレにはまったく理解できなかったが、

W氏はある程度わかったようだ。

オジサンが何を言っていたのか聞いてみると

 

なんでも

「俺が今食べているものが最もポピュラーなものだから食べてみなさい。」

 

と薦めてきたそうだ。

メニューに書かれている “STEAK&KIDNEY” というやつらしい。 

W氏はせっかく薦めてくれているのだからと、

それを注文する事にしたようだ。

 

なかなか、チャレンジャーである。

さてオレはどうするか。。。

 

イギリスでポピュラーと言っても、

フィッシュアンドチップスの例もある。 

それに・・・STEAKはわかるのだが一体、

KIDNEYってのは何なんだ。

 

謎である。

 

よく見るとメニューには、

STEAKとだけ書かれた項目もあった。

オレは冒険を避けて、

そのステーキだけのやつを注文する事にした。

 

昼においしいものを食べたせいで、

オレはすっかり守りの姿勢だ。

 

せっかくなので飲み物はギネスの生ビールを注文した。

ひとまずは乾杯してビールを一口。

 

うぉっ!? 

ぬるい!!

 

なぜに生ビールがこれほどにぬるいのだ。

実はオレはドラフトマスターの資格を持っている。

(ドラフトマスター=客に生ビールを提供するスペシャリスト)

 

あえてその立場から言わせてもらえば

 これは許せん!

 

だが・・・この超アウェーな、

強面のバイク乗り達がひしめいている店内で、

文句など言えるはずもない。

 

泣く泣くぬるいビールで喉を潤すオレなのであった。

ほどなくして料理が運ばれてきた。

 

おや?

 

オレがオーダーしたのはSTEAKのはずなんだが・・・。

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目の前にはシチューのようなものの上に、

なぜかパイが乗っかった不思議な食べ物が。

そして、たっぷりのフライドポテト。

 

オレは普通に焼いた肉を想像していたのだが、

こっちではこれをSTEAKと呼ぶのだろうか。

 

これまた謎である。

 

とりあえず食べてみると、

やはり普通にビーフシチューである。

マズいというわけではない。

かといって特においしいわけでもない。

ただ、なぜシチューの上にパイを乗せてあるのだろう。

一応、パイはそのまま食べてみたり、

シチューにつけてみたりしたが、

それで特に味わいが変わるわけでもない。

 

頭の中にクエスチョンマークを躍らせながら黙々と食べる。

 

W氏は隣のオジサンに

「どうだ、うまいだろう?」

みたいな事を言われている。

彼はそれに笑顔で親指を立てて見せていた。

 

しかしその笑顔は微妙に引きつっている。

 

あとで聞いたら、KIDNEYは内臓の事だったようだ。

なんとか謎の肉料理を食べ終えたオレは一旦、トイレに行った。

 

やはりポテトがやたら多いせいで、

無駄に腹一杯になっている。

 

満腹感はあっても満足感感じない、

のがこの島の食である。

 

トイレから戻ると

テーブルの上に新しいビールが置かれていた。

 

W氏が買ってきたようだ。

「これは?」と聞くと

「まだ時間があるんでもう一杯飲みましょう」と。

 

腹は一杯だったが奢ってくれる、

というのでありがたく頂戴する事に。

 

それにこれは、マン島の地ビールらしいので興味もある。

改めて乾杯しビールを口に運んだ。

 

こっ、これは・・・

 

完全にダメなやつだ。

 

ぬるいのは覚悟していたがそれ以前に

スゲェ、マズい。

 

せっかくの奢りなので、

頑張って飲んだが半分でオレはギブアップ。

 

W氏に「申し訳ないがこれ以上、無理だわ。」と言うと 

彼も同感らしく「うん、おいしくないよね。コレ。」と。

 

彼のジョッキは半分もすすんでいない。

さっきまで名残惜しさを感じていたオレだが

 

なんか・・・

 

早く日本に帰りたくなってきた。。

 

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ああ、これみなさんも知っておかれたほうが良いですよ。

 

冷たいビールは、基本的に日本だけです。

もしくは、日本人のよく行く場所だけです。

と思っていた方が、哀しくないです。。

もちろん、時々は出合いますけどね。

 

日本だって、ビールを初めて作ったときは、

冷蔵庫の無い時代ですからね。

夏目漱石とかは、冷えてないビール飲んでんです。

ちなみにビールの起源は、メソポタミアとかそんな話です。

ですので、冷えていないのがイギリスでは基本です。

 

次に、steak ですが、

基本的に牛肉を切ったもの、と言う意味です。

それ以外の肉は、chop が多いでしょうか。

もともとは、あばら骨付きの豚や羊という意味ですけど、

今は全般に言っているように思います。

ですので「肉料理のコーナー」と読むといいと思いますよ。

 

よって、ステーキ&キドニーとなると、

牛の「肉と内臓」という意味になりますね。

アメリカでは基本が牛肉なので、

美味い不味いと、味はともかくステーキです。

ところが、イギリスでは、切った肉って意味なだけです。

いったんソテーしているかもしれませんけど、

そんな手の込んだことするとは思えねえですよ、やつらは。

 

なので、いわゆるステーキを食べたいときは、

Grilled ? と聞けばよいのです。

もちろん、表現としてのgrill はあらゆるお肉に使えますよ。

 

それに、パイ包みの調理方法は、

硬い肉の工夫した食べ方なんですね。

味がどうこうじゃないです。

日本でメジャーではないけど、

むこうでは一般的な調理方法ってだけですね。

 

日本で言えば、「鍋」が近いかもしれません。

あれは「鍋」という調理方法ですからね。

 

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