CHUFF!! チャフで行こうよ。

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マン島での道 その12 彼はマーシャル

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まずいハンバーガーを食べながら、

焚き火の男は、突然日本語で話しかけられます。

 

さて、どうなるのでしょう?

 

いろんな人がいるもんですねえ。

 

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振り返るとマーシャルのジャケットを身に着けた、

日本人の青年が立っていた。

 

Yと名乗った彼はもう5年も前から毎年、

このTTレースでマーシャルをやっているのだという。

それにしても

一発でこのオレを日本人であると見当つけるとは

 

あんたはエライ!!

 

彼はロンドンへの直行便でイギリスに来て、

バイクをレンタルしてマン島入りしたらしい。

 

毎年、通っているだけあって、

彼は島の事に詳しかった。

興味深かったのは、

この島をバイクで走る手段、方法についてだ。

 

イギリス国内では主要な街では、大抵レンタルバイクがある。

やはり、ロンドンが、車種、台数ともに豊富なのだとか。

 

マン島内にもレンタルバイクはあるが、

オンボロ車両しかないと教えてくれた。

しかもレース期間中は予約でいっぱいらしい。。

 

自分のバイクを持ち込むことについて聞いてみた。

すると答えは

 

料金は船便で日本円にして30万円くらい。

 

到着までの時間は早くて10日。

遅いときは3ヶ月もかかる。

 

しかも一度、日本での登録を抹消して、

こちらでナンバーを取得しないと保険に入れない。

 

つまり

移住でもするのならまだしも、

観光でツーリングするのにその方法は

現実的ではない。

 

彼はレースの観戦ポイントについても、

色々と教えてくれた。

今日、中止になった予選が明日に持ち越されるという事も。

 

もっと話していたかったが、

まだマーシャルの仕事があるという事で、

彼は持ち場に戻っていった。

 

時刻は夕方5時を回っていた。

小雨はまだ降り続いている。

 

道はすでに封鎖が解かれていた。

この日のレースはもうないし、

会場内もあらかた見た。

 

帰ろう。

オレは大事な選択をせねばならんのだ!

 

晩飯だ!

 

さすがに、もう嫌だ。。

美味しいものとは言わない。

味のするものを食べたい。。

 

しかし、もう何を選んでも。

美味しいものにありつける気がしない。

これはかなり異例な事だ。

 

そんな時、一緒にホームステイしている一人が

 

マクドナルドへ行くけど一緒に行く?」

 

そうだ!島内にマクドナルドがあったのだ!

 

オレはなぜか自分と同じ日本人である彼に向って

 

YES !!

 

と、叫んだ!

 

なんかちょっとだけ

ワクワクしてきた。

 

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マーシャルって、ボランティアだから、

希望すればなれるのかもしれませんね。

 

これは意外でした。

Yさんも、魅せられてしまったのかもしれませんね。

普段なにやってんでしょうね。

6月に長期の休み。。

まあ、いろんな人がいますからねえ。

世の中には。

 

イギリスのマクドナルド。。

経験ありますよ、私。。

うーむ。

私の記憶では。。。

 

(悪い結果しか予想できなくても、もしかしてと思うのが人間。そこでクリック!)

 

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