この前、こんなの書きました。
古い友人と再会し、食事とお酒を
楽しんだわけです。
なにせ、10代からの友人ですし、
最初は軽い冗談ばかりだったんですが、
いろいろ興味深い話が出てきたんですね。
私は、社会人の極初期だけ、
実は大企業にいたことあるんですが、
まあ、正直に言うと、
よくわかりませんでした。
あまりに期間が短かったので。
一方その友人は、社名を出せば、
まずみんなが知っているだろう、
有名大企業に、
30年近く勤めているわけです。
だからこそ、見えてくる世界が
あるはずです。
50歳を超えて、思う所ある?
大企業といえど、
定年が見えてくる数字です。
その渦中にいるサラリーマンは、
どうなってきてんでしょうね。
なんと言うかなあ、まあベタだけど先が見えてくるよね。
その停滞感というか、そういうのが、あきらかにあるよね。
そうすると、不思議な無関心さというか、そういうのもでてくる。
でも、そうなのに、それに気づかない人がほとんどじゃないかな。
だからこそ、俺らの年代のサラリーマンは、妙に不機嫌なんだろうね。
なんか、しょっぱなから重い話です。
その無関心さ、についてもう少し突っ込んでみます。
こういうこと、あまり言わないと思うんだけどね。
なんとなく、自分がお荷物だろうという意識が芽生えんだよね。
組織は若返りを急激にやろうとしてるし、人材採用に対しても、
もう節操がないと言っていいくらいかもしれない。
実際、俺らの世代ってのは、いわゆる8対2の法則、ってのが
あまりにもはっきりしてんだよね。
ある意味では、大企業ってのは、その8割の方への、つまり仕事できない奴への、福利厚生組織の側面が、避けられないよね。
それは、みんな
気づいているんでしょうか。
気になるでしょう?
ですので聞いてみました。
さあ、どうだろう。
立場とか、サラリーとかで、かなり違うかもしれないけれど。
でも、さっき言った「無関心」さ、については、だいたい同じじゃないかな。多分例外はないかな。
でも、気づくと辛いから、見る範囲を狭めようとしてる気はするけどね。特に、最近の残業に対する規制は、それを後押ししてるね。
残業と、どう関係するの?
とか思うでしょう?
私も思ったので聞いてみました。
これは、裁量労働制ともからむんだけどさ、権利への意識ってのは、義務以外のことを排除するって、ことになるんだ。この排除ってのは、無意識的なものでさ、さっきの「無関心」とからんでくるんだ。
そういうの、お前の仕事で専門だろう?無意識ってやつ。
意識できないまま、助け合わなくなってきたのは確実かな。
だから、そもそもチームと言う概念が、なくなりつつあると思うよ。
これは、大企業とか関係ないかもしれないけどね。
でも、問題はそういうところじゃない気もしてるんだ。
繰り返すけどさ、権利の主張ってのは、義務以外を排除するんだから、当然助けないよ、仲間を。それは義務には入らないから、って感じになるよな。
裁量労働制と、チームの消失。
一体何が、今日本で
起きてるんでしょう。
まあ、基本的にお酒飲みながらですし、
彼もちょっと変わったポジションのようですから、
全員に共通しているとは
思いませんけど、
なかなか鋭いとこに
注目しているようです。
裁量労働制の現場で起きている、
人間の精神の変化について、
俄然興味が沸いてきました。
次回、そこ突っ込んでみます。
(大企業社員でも感じる、この行き止まり感。スカっとしようぜ!どうクリックで!)