あまりの寒さに、パブのドアを開けた焚き火の男。
ちゃんと、注文できたんでしょうか?
外国では、それぞれ注文の仕方が違ったり、
座る席で値段が違ったり、
案外難しいものです。
しかし、そこは旅人としての経験が豊富なだけあって、
なかなか軽やかにこなしてますよ。
では、いってみましょう!
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パブと言えば、
日本ではちょっと小洒落た飲み屋、
というイメージだけど、
こっちでは、
軽食喫茶兼、
レストラン兼、
飲み屋といった感じである。
オレはテーブル席についた。
しかし・・・
勝手がさっぱりわからない。
やたらとキョロキョロしてみたり、
メニューを裏返したりと、
変な挙動をオレは繰り返していた。
すると隣で食事していた髭面のおじさんが、
レジを指さして何やらオレに語りかけてくる。
なるほど!
まずはレジへ行って注文をして来い、
と教えてくれているのだな。
(きっとそうに違いない。かなり英語になれてきたんだな、オレ!)
イギリス人は冷たいと聞いていたが、
随分と親切じゃないか。
そのあたりに関しては、
この島はちょっと違うのかもしれない。
レジへ行って紅茶を注文した。
コーヒーもあったが、
やはりイギリスは紅茶だろう。
レジから戻る最中にほかの客を見てみると、
朝からそれかよ!?
と突っ込みたくなるような量の食事をしている。
トレーの上にはソーセージと目玉焼き、豆料理、そして大量のポテト。
(ちょっと拝借しました。これは参考画像です。こんな感じ)
一瞬、美味しそうにみえてしまったが、
もう騙されるもんか。
ほんの少しだけ沸き上がった欲求を無視して、
再び席に着く。
店内のテレビでは、天気予報が流れていた。
映し出された衛星画像では、
マン島上空の雲が渦を巻いている。
もう確信に近い。
こりゃダメだな。
出てきた紅茶を一口啜った。
オレは驚いた。
ウマいのだ!
体が冷えているせいもあるが普通にウマい。
こりゃ、数日忘れてた感覚だ!
ウマい!
ウマいと言う感覚は偉大だ!
前向きに考える力が湧いてくる。
さてこの日、何をして過ごそうかな!
そんなことを考えているとき、
レース中止決定の連絡がはいった。
もともとレースの予定がなかった日だ。
特にがっかりはしない。
島を観光すればいいんだ!
問題はどこへ行くかだだな!
バラフ・ブリッジ周辺はただの住宅街で、
特に目を引くものはない。
前日、予習したことを踏まえて、
オレはラムジーの街へ行くことにした。
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惜しい!
言っといてあげるべきでした。
イギリスの朝食は美味しいんです!
フルブレークファースト、と言って、
あれだけは美味しいんです。
私はハズレに出会ったことないんです。
まあ、ここまで不味いものを食べ続けると、
警戒しますよね。。
分からなくもないです。。
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