誰でも知っている謎の言葉「結婚」
ジューンブライドの6月です。
「結婚」という言葉を知らない人はいないでしょう。
小さな女の子でも
「わたしは将来お父さんのおよめさんになる!」とか言ったりしますよね。
でも、小さい男の子が
「ボクは将来お母さんの旦那さんになる!」とか言うと、
なにやら心配してしまいます。
さて、実は「結婚」という言葉は、日本では正式な言葉ではありません。
正式には、まあ法律的にはですが、「婚姻」といいます。
一体何が違うのでしょう?
このへんが分かっていないと、実はとんでもなくヤヤコシイ話になるのが、
日本の結婚なのです。
我々がばくぜんと「知っているつもり」の結婚のイメージは、
実は明治時代に始まったものです。
もっと言うと、一般的に普及したのは太平洋戦争の後、
と言ってもいいかもしれません。
つまり、西洋文明の考え方なのですね。
しかし、実のところ、欧米における「結婚」は、
これまた日本とは全く異なるものです。
このあたりを理解しないと、
「同性婚」なんかも、誤解することになります。
この話はシリーズとして、
何回かに分けて書いていきたいと思います。
今日のところは、実は「結婚」って、
分かっているようでぜんぜん知らないことみたいだ、と理解して下さい。
日本の「婚姻」について書こうと思います。
婚姻は、相手の戸籍への「入籍」によって行われる配偶者関係、
一般的な「結婚」をした上で、
「夫婦間の継続的な性的結合を基礎とした社会的経済的結合で、その間に生まれた子が嫡出児として認められる関係」となります。
これはすごく簡単に言うと、
「セックスと財産の相互に独占することと、その間に生まれた子どもにのみ、財産を残すことを認める関係」
となります。
では、それ以外で生まれた子どもや、浮気なんかはどう考えるの?
と疑問に思いませんか?
ここねえ、最近までまさしく
「行き当たりばったり」で適当に決めていたのですよ。
ええ!そんないい加減なものだったの?とか思いませんか?
わたしは思います。
このあたりをくわしく話すと、
日本の「家」制度とかも絡んできますので、複雑になります。
そこですごく簡単に言っておきます。
「婚姻というのは、すごくお金持ち以外は、全然関係ないことだった!」
これが事実でしょうね。
どうです、難しそうでしょ?
しかもこれは、法律によって明文化されている、
現代日本のおける一夫一婦制の上での話です。
しかし、大昔から人類が行ってきた「婚姻」というのは、
早々簡単には説明できません。
のっけから難しくなってしまいましたね。
次回はこの辺をもう少し詳しく書いてゆきます。
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