とにかくとんでもないところを走るらしい。。
それは前回でわかりましたよね。
私も、わかりました。
レース開始の、シグナルは点灯したのでしょうか?
もちろん
まだです!
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取りあえずここまでのコースで、
各自それぞれ観戦場所を決めて、その希望地へ送っていった。
オレはこの日はメイン会場にした。
来た時のコースを逆に戻って、
メイン会場で降ろしてもらった。
家を出てからコースの半分くらいを、
往復した事になるのだが・・・
妙な違和感を感じる。
日本を出てからというもの違和感だらけなのだが、
そういうのとはちょっと違う。
そうだ。
ここまでダグラスをはじめとするいくつかの島の街中を走った
しかし、イギリス国旗であるユニオンジャックを一度も見ていない。
会場内にも見当たらない。
かわりにトリスケル(三脚巴)と呼ばれる島のシンボルが描かれた旗をやたらに見かけた。
建物の壁に彫り込まれたものもあったし、
車のナンバーにも描かれている。
マン島はイギリス領だと思っていたが、
もしかして違うのか?
そういえば
イギリス国内で使える内容でレンタルした、
調べてみるとマン島は、
複数の国の間で統治権が移動するという複雑な歴史を持っている。
そして最終的にはイギリス王室が買い取ったらしい。
自治権を持ったイギリスの王室属領で、
特別領域として扱われているらしい。
だからこそ、交通や法整備が、ぶっ飛んでいられるわけだ。
だから、この狂ったレースも可能なのだよ!
イギリスにあってイギリスでない島。
それはそれでなんか・・・
カッコイイ。
会場内はすでに多くの人でごった返していた。
ひとまずはコーラを買って一服だ。
と、その時。
オレの前を一台のチャリンコが走り過ぎた。
乗っているやつはこの肌寒い中、短パンである。
オレの目はその乗り手の足元に釘付けになった。
ふくらはぎに彫り込まれたピストンのタトゥー。
今回、オレが最も会いたかったTTライダー。
ガイ・マーチンだ。
タバコの火をもみ消し,すぐさま後を追う。
だが・・・・
速ぇ~~!
この人混みの中を立ち漕ぎのままスイスイ抜けて走り去っていく。
やはりマン島を走る奴らの動体視力は尋常ではない。
コイツはチャリンコでも容赦なく全開なのか。
彼の姿はあっけなくオレの視界から消えた。
なんというニアミス。
まぁ仕方がない。またチャンスはあるだろう。
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「また」ってのはないんだよ!
オメー、なにをみすみすチャンスを逃がしてんだよ!
あー、ムカムカする!
ぼーっとしてんじゃねーぞ!
ぼさっとしていてはいけません!
(長旅の翌日ですから、って言い訳はねーぞ!だから、怒りのクリック!)