CHUFF!! チャフで行こうよ。

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マン島、ユニオンジャックを掲げない島 その3

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さあ、ついに旅立ちです。

大志をだいて、焚き火の男は海外に旅立ちます!

 

暖気運転はもういいでしょう!

三回目ですよ、もう。

もう、早速いっちゃいましょう!

 

 

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自宅を出る。

これ以上ない!

というほどの晴天である。

 

正確に言うと、実に蒸し暑い。。。

いよいよ梅雨近しといった気配。

それを実感として肌に感じる。

 

ふふふ、

でも、

それも

オレには関係ない。

 

 

 

オレは、国を出るのだ!

そんな季節にこの国をこれから出ようというのだ。

 

 

当然と言っては変かもしれないが、なかなか寝つけない出発前夜だった。。。

 

まったく、遠足前のガキか!?

と自身を罵倒しながらも、口元は緩んだままという不自然な怪しいやつ。

それが今のオレだ。

 

ふふふ。なにせ、初、初、初!だ!

 

実際に出国するのは3日後になる。

それまでの間に何人かの家に立ち寄る。

まずは、神戸だ。

 

そんな自分の可笑しな立ち振る舞いは、バレないだろうか。。

 

などと、危惧自体がもう無駄だった。

 

どうやっても隠しようがない。

 

つまり、バレバレ

冷静を装えば装うほどその様は不自然なものになっていく。

 

ああ、歩く姿が自分でもおかしい。。

オレはタバコをどっちの指でもってたっけ。。

オレは、たしか右利きだよな。。。

 

明らかにおかしい、オレの行動!

友人は、まさにオレの変さをいじくってくる。

モロである。

 

オレは普段より、さらに変なテンションになっていたわけである。

 

 

 

あぁ面倒くさい。

 

 

 

若い頃というのは当然、知らない事、未経験な事ばかりでそのどれもが初。

どんな事に対しても、

良い悪いは別にして、

ドキドキしたものである。

 

その経験値が、ある一定水準に達したあたりで、

居心地の良い場所、悪い場所というものを選別しはじめる。

そして当然のように居心地の良い場所を選び、そこに留まり、動かなくなる。

ある年齢を超えると

一般的な数値を基準にした先入観で己の限界を決めてしまうのも、

それに一役買ってしまったりする。

 

人と対峙することを専門の生業としている、神戸の友人は、

「ドキドキワクワク、好奇心というものはその人の持つ先天的な資質だ」、と言う。

 

専門的な意見ゆえ、妙な説得力がある。

でもそうなんだろうか?

 

見た事のない世界の入り口を示されて、

その扉を開けないような、そんなふうに好奇心を黙殺する事が、本当にできるのだろうか。

 

だがその友人は言う。

「その素質のない人たちというのは、そんな当たり前の好奇心すらどうやっても生まれないのだ」と。

 

それを聞いて、考えるまでもないような事を考えてみた。

オレは入り口の前に立っただけで気が狂いそうになる。

今のオレがそうだ。

それ故に日本を発つ前に3日という「アップの時間」を用意した。

一人であれこれ考えていると正気を保てなくなるような気がしてならない。

もちろんいい意味での話だが。

 

平たく言えば、

 

 

のである。

 

そんな異常なまでも興奮状態をなだめるには、

気心の知れた友とのトークが一番である。

海外経験豊富なその友人に色んなレクチャーを受け、

バカな話をし、翌朝新神戸駅まで送ってもらった。

 

車を降りて、姿勢を正し、オレはこう言った。

いや、叫んでいた。

 

シャウトした!

 

 

 

「行ってまいります!!」と。

 

 

 

 

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まだ日本ですね。

まだ、バーンアウトして、タイヤを暖めるようです。

 

っていうより、まだ神戸ですね。。

ここに登場する「友人」ってのは、私のことで。。

 

ここには書かれていませんが、新神戸駅で「行ってまいります!」のとき、

彼は敬礼もしていました。

 

やはり、変なテンションだったのは間違いありませんね。

 

わたしも、

「ご無事で!」と叫び返していましたし。。

 

                           (つづく)

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そして、神戸

そして、神戸