昔の人は、どうやって時刻を知ったのか?
これね。
答えを先にいうと「だいたい」なんです。
ん?
ですから、だいたい、ですって。
それで問題なかったらしいんですよ!
そっちの方が、実は凄いんですけどね。
まだよくわかりませんか?
では詳しくお話しましょう。
時間の管理は、権力者の特権ですから、
江戸時代も一応専門の役所があったわけです。
鐘を鳴らすから、庶民どもは金を出せ!迫るお寺です。
なにやら、N◯Kみたいな気もします。
でも、じゃあそこの住職はどうやって知ったんでしょう?
まあ、日時計はありますけど、雨の日には使えない。
それに、その鐘を聞いて次の寺が打ってと、
次々と打ってたようじゃ、日が暮れちまう。
だから、まあこんなもんだろ、
ゴーン〜
日本のあちこちで、
だいたいで、
ゴーン〜
なんというか、軽いですよね。
江戸でこれですから、それより昔の日本では、
そもそも時刻という発想があったかも怪しい。
「時間」というのは、西洋の概念ですからね。
日にち、なんてのも相当に怪しいです。
それに、ちょっと偉い人を除けば、誕生日なんてないんですよ。
日本人の誕生日は、全て「お正月」カウントだったんです。
いわゆる「かぞえ年」てやつですね。
みんなそこで一つ年をとる。
だから、お正月は、日本人全員の
ハッピーバースデー!
そりゃ盛り上がったでしょうねえ。。
「では、卯の刻、三条河原で」
「承知」
「まさかとは思うが、お主逃げまいな」
「卯の刻、承知」
とかやってる時代劇。
実は「だいたい」で卯の刻。
しかもね、この江戸時代までの時刻の数え方、
そのものがものすごく正確でいい加減!
日の出から日没までを六当分。
これで一刻。
ゆえに、夏は長く、冬は短い。
逆に夜も六当分。
これも一刻。
ゆえに、冬は長く、夏は短い。
しかもそれを正確に表示する、時計まで作ってる。
大体で、超正確。
一年中可変式の時計がこちら。
毎日、ピッチが変わるのを、超正確に作ってる。
あっ、まだ使います?「超」?
まあいいです。
ですので、一秒とかって感覚がまずない。
日々変わりゆくわけです。
ですので、「だいたい」ですから、
そのだいたいは、感覚としてあったわけです。
いやあ、なんかカッコイイと思いません?
そう考えるとね、ちょっと電車が遅れたくらいで、
そんなにカリカリしなくていいじゃないですか。
でもね、その「だいたい」で、
だいたいみんなぴったり集合してたようですよ。
つまり、気合なんでしょうね。
こう、明るく、軽く、気合で!
いい言葉じゃないですか、気合!
大声で言ってみて下さい。
「気合で行くぞ!おらあ!」
なんか、いいですよね。
どれくらい、気合を入るかってことですけど、
そこは「だいたい」でいいんじゃないでしょうか。
(真剣に、だいたいで、そういう感じで、軽くクリック!)
カシオ ストップウォッチ HS-3C-8AJH ブラック 1/100秒計測 10時間計 電池寿命約3年 HS-3C-8AJH
- 出版社/メーカー: カシオ
- メディア: ホーム&キッチン
- 購入: 9人 クリック: 63回
- この商品を含むブログ (5件) を見る