我が国はトルコと関係が深いわけです。
古くはエルトゥールル号遭難事件、
ちょっと古くはトルコ風呂、
最近ではトルコ貨幣の暴落。
一体何が日本人の「トルコ」使用に関わるのでしょう?
そこで青さんは「トルコライス」について考えます。
ではさっそく!
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出来た時期が不明。
名前の由来が不明。
どういう経緯で出来たのかも不明。
でも、今存在している。
そんな、謎の料理が
長崎にはあります。
トルコライスです。
トルコと名がついていますが、
トルコとは関係ないと思います。
とんかつ乗ってるし。
聞くところによると、
関西にもあるそうです。
しかし長崎のトルコライスの
レギュレーションは
「ピラフ・カレー・スパゲティ・カツレツ」です。
上記の通り、謎が多いので
「正解」はあってないようなものなのです。
おそらく、スパゲティはトマトかミート。
カツはトンカツがイメージ通りだと
言えるのではないでしょうか。
もっとざっくりいうと、
カレーライス・スパゲティ・カツの
三種類が一皿に乗っていれば
トルコライスと名乗って差し支えないと思います。
例えば、
白飯にエビのグリーンカレー
ボンゴレビアンコ
鯨カツだとしても、
定義上はトルコライスです。
もっと言えば、カレーが
ハッシュドビーフだとしても、
多分認められると思います。
似たようなものです。
ピラフ、トンカツ、
その上からドミグラスソース。
これでもセーフでしょう。
色は同じだから。
でもどうでしょうか。
ピラフ
エビフライ
ミートスパゲティ
エビフライの上に、タルタルソース。
んー、、
私裁定では、
大人のお子様ランチとみなしますね。
タルタルソースは白いから。
ただし、ピラフが
カレーピラフだった場合は難しい。
グリーンカレーって、
厳密に言えばカレーじゃない。
現地では別の名前がある
タイ料理ですよ、たしか。
でも、日本ではカレーとされているので
セーフなわけです。
となると、カレーピラフは
カレーとみなしてもいいんじゃないか。
この場合はどうでしょう、
妥協案として、ミートスパゲティの具を、
ピラフとの境界線にかけるということで。
これならまぁ、見た目上グレーながら
セーフだと思います。
私が評議委員なら、
委員会で戦える十分な根拠になりましょう。
トルコライスを全部放り込んで、
チーズかけて焼いた「グラタン風」
の料理もあるんですが、
これは流石にトルコライスではない。。
いや、どうだろう。
グラタン風のトルコライスじゃないのか、これは。
レギュレーションは、整っているはずですよ。
ライスも、カツも、スパゲティも。
カレーに関しては、
認められる範囲がかなり広いのではないかと、
先程考察しました。
グラタン皿も、皿の一種。
一緒に盛っているのなら、
これはもうトルコライスなのではないか。
チキンライス
唐揚げ
こうなると、流石にトルコライス
ではありません。洋風感がない。
でもね、丼にカレーピラフを入れて、
上にミートスパゲティと
トンカツを載せた料理は
判断が難しいですよ。
レギュレーションはあっている。
ワンプレートである。
ただし、見た目は丼料理。
洋食じゃないよねぇ。。
裁定委員会は紛糾するかもしれませんが、
結論は多分「トルコライスである」となるでしょう。
器の指定がないですからね、
体裁が整っている以上不可とはしにくいと思います。
トルコライス丼、
というべき料理でしょうが、
立派なトルコライスグループです。
パン粉つけて揚げている何かと、
何かしらのカレーか、
それに準ずるソースがかかっているご飯。
そして、何かしらのスパゲティを
一皿に盛る料理が、
「長崎のトルコライス」
だというふうに、私は考えます。
このぐらい間口を広げてしまって、
わけのわからない進化を遂げさせたほうが、
名物としての可能性も広がるのではないか、と。
先日食べたトルコライスが、
エビフライとカルボナーラだった
ことに触発されて、
色々と考えてみた私でありました。了
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グーグル恐るべし。
こうも写真を拾えるとは。。
それにしてもトルコライス。
私食べたことないかもしれません。
古くはヒッタイト、
アレクサンダーの征服、
ビザンチンから
スルタン統治。
なんでもありといえば、たしかにそう。
東と西が交わった、最重要地域。
これがトルコだ!
といえば、否定する理由も
ないのかもしれませんねえ。
食べに行ってみようかな、
神戸トルコライス。
大倉山かあ、近いしねえ。。
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