さて、男二人の更けゆく夜はどうなるのでしょう。
しかし、男は焚き火について新しい境地にたどり着いたようです。
では、どうぞ。
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野外における焚火の炎は、その形を一定に保てない。
時に激しく、時にやさしく、華麗に変化する。ほんのわずかな空気の流れにも敏感に反応してゆらゆらと揺れる。それは妖しいと呼んでいいくらいの魅力を持つ。
それがどういう効果を持つかは分からない。
しかし、そこにある空気を、性別で表現するなら、オレの目の前で揺れているこの炎は間違いなく女だ。それもこの世のものではない、美しさと力強さを内に秘めた、夢想の女だ。
どうやらこの女の前では、男のつまらない意地とか見栄は、いとも簡単に崩れ去ってしまうようだ。
心が素直になると同時に、奇妙な不安が浮かんでくるが、それもなぜか心地よい。それが更なる揺らぎにとなって、炎から目をそらせなくなる。
火について、改めて考えてしまうオレがいる
(つづく)
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なんでしょう、この流れ。
これが「揺らぎ」の世界なのかもしれません。
次回、焚き火の男、一旦最終回です。
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