グーグル社員の人って、なんか似てんですよね。
まるで制服があるような感じというか。
顔つきまで似ている気がするんですね。
これねえ、「ほぼ日」の人見ても思うんですよ。
警察官とか、消防士とか、
制服組ならまだわかるんですけどね。
服装も髪型も自由なのに、なんか同じ。
これってどういうことなんでしょうねえ。
この前のミュンヒ珈琲以来、
オリジナルについて考えておりました。
自由ってのは、オリジナルでなければ
結局不自由なのではないかと。
ワタイねえ、その昔就活もしたことあって。
あるジーンズメーカーの面接に行くと
ジーンズ一本もらえたんですわ。
でいそいそと行ったわけです。
「我が社は自由の気風が高く、面接はジーンズで結構です」
こりゃ、ジーンズはいてこいってことだよね?
で履いていったわけです。
トントンと三次面接くらいまで行ったかな。
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その度に、ジーンズもらったような気がします。
である日スーツ着ていったんですわ。
そしたら、もう圧迫面接ですよ。
でもね、受かる気がないわけで。
ジーンズ貰いに行ってるんで。
皮肉を言ったり、ジョークを言ったり、
オスカー・ワイルドを語ったり。
まあ、やりたい放題ですな。
だってこの先、もうジーンズもらえないんだから。
そしたらね、
「8マンくんは、我が社の自由を理解していないのですね?」
「私、スーツを着るもの好きなんですが、それは尊重していただけない自由と理解しております」
とかやったわけですよ。
いやあ、若い日の話なので
お恥ずかしいんですけどね。
内定に近い打診を頂いていたんです。
で、ちょっとは心も傾いていたんです。
けどね。
つい、言っちゃった。
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先述のミュンヒのマスターの田中さんが
「どこで飲んでも、どっかで飲んだような味でしかないよねー」
とおっしゃられてた言葉が、実に気になりましてね。
そうですよね、どこかで見たような自由。
それしか思いつけないから、似てくるんでしょうねえ。
オリジナルを作るには、2つのアプローチがあって
① デキのいいものを、完璧にコピーしてその向こうを目指す。
② 全く無かったアプローチで作り上げる。
なわけです。
①やる人は凡庸なの多いわけです。
そうですよねえ、傑作を超えるのは難しい。
で、似たようなのになる。
②をやる人はどうでしょうねえ。。
多くの人は、なんちゃってアートというか、
もうアート臭いだけのアートになりますねえ。
こっちやる人は、だいたい勉強が嫌なんですね。
①にしても②にしても、
これまでの先人のやったことを、
体系的に勉強しないと
ありきたりのことなのかどうかも、
わからないわけですね。
全部どっかで見たような世界。
つまんないでしょ?
「キノコのソテー田舎風」
とかのメニューと同じザンスわな。
香取慎吾画伯の絵って、
デキの悪いバスキアでしかないでしょう?
自由にやってるんだと思いますけどね。
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じゃあ、バスキアは何がすごかったのかって思いません?
バスキアの作品は、ストリートの落書きを
高額なアートにしたスタートアップだったと思うんですね。
その歴史的価値は大きいもんです。
その価値を手にれたのは、様々な条件が必要です。
バスキアも自由だったのかどうかは、わかりませんけどね。
最近、沖縄のガキが話題になったでしょ?
でも言ってることは実にベタなわけです。
「同級生がロボットに見えた」とか。
まあ、ワタイの感想でいうと
「あー、はいはい」
なわけです。
自分らしく生きるとかね、もういいじゃないです?
そのまえに、自分をつくりなさいよ。
ってか、誰も自分がこうだ!
って言えない気がしますけどねえ。
面々とつながる歴史の中で、
たまたま生きているんですから。
そんなそんな、オリジナルなんて生まれませんって。
まあ、好きにやってくれたらいいんですけどね。
みんななんか「起業」とか「自分らしく」とか、
同じことばっか言ってるでしょ?
そんなこと、つい思っちゃうのは
今日がとても暑かったからかもしれませんけど。
まあ、こういう話も昔から言われてることですけどね。
(うーん、オリジナルな愚痴っていうのを頑張る必要性あるなあ!でクリック!)
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