人の数だけ人生があるのです。
エリック・クラプトンも相当なキチっぷり。
人の嫁さんへの公開口説きソング。
名作、レイラ。
なぜこれが出るかと申しますと。。
長い長い物語が青さんから。。
休みでどうせ暇してんでしょ?
一気に読んでみない?
ではさっそく!
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日曜日。4月28日に、ツタヤでレンタルをしたんですね。
ぞろぞろとでてくるレシートの後に、クーポン券がでてきたんです。
それは、使用期限が短い「コミック五冊レンタル無料チケット」でありました。
もったいないな、と。浦安鉄筋家族を五冊借りたのが、すべての始まりです。
万歳、万歳、万歳。
そこにこれをお聞きください。
理由は後にご説明いたします。
めでたく新しい御代が始まり、その始まりからお手伝いの声がかかるありがたさであります。
何時も通り果物屋で店員業に勤しもうと出かける際、ついでに借りた浦安鉄筋家族を返そうと思ったんですけどね、レンタルレシートをよく見たら一泊二日だったんですよ。
金を払って借りていれば、同じ金額で一週間のレンタル期間だと思うと、なんとも言えない気分になるのですがしかたない。
長崎のツタヤは、遊ingという地場のレンタルショップだったところが看板をかけかえてやっているので、元々あった「どこでも返却していいですよ」というサービスがあります。私がレンタルしたのは時津店だったのですが、返却は浜の町店でも大丈夫なんですね。さらに言えば5月1日は延滞二日目なのですが、12時までは前日扱いになるはずなので、一日分で済むのです。
仕事場に向かうついでに浜の町店へ。延滞はカウンターまで行かねばなりませんから、二階へ上がります。
「延滞です、おねがいします」
店員さんがレシートを確認して一言
「申し訳ありません。延滞の場合はレンタルしたショップでの受付となります」
えーっと。ということは、仕事終わりに時津までわざわざ行って、一日分で済むはずの延滞料金を二日分払えば良いんですね、わかりました…
確認しなかった自分が悪いんですからね、しょうがないんですよ。しかし、釈然としない気分を、表明せず腹に抱えている分には私の勝手だと思います。
300円で済むと思っていた出費が600円の出費になることと、帰路の時間がいつもの倍かかることが確定し、明るい気持ちで一日働きました。
昼飯の時間。なんとか帳尻を合わせなければなりません。
今日は豪勢にとんかつでも、と思っていたのですが、伊三郎製ぱんです。しかも二個。
これで、帳簿上は延滞料金が帳消しになります。とんかつ定食を食べたつもりで、ピロシキとハンバーガーを水で流し込みました。
れいわ元年の始まりとしては、大変結構です。祝杯はシュワルツカッツでやろうかと思っていましたが、あまりに自分が腹立たしいのでプードゥにします。炭酸ワインなんか、私には十年早いのです。反省だコンチクショウ。
それにしたってグーグル日本語は、いつの段階で「今日」が「平成31年5月2日」と変換されるのを修正するんでしょうね。無料で使っているものですから怒りはしませんが、いささか不便ですな。かと言って、ユーザー辞書に登録するほどでもないので、令・和と分けてすぐに候補が出てくるようにしております。
どこまで話しましたか。。そうそう。
自分への腹立ちのせいか、少ない昼飯でもそれなりに満足できました。
しかし、雨続きでしたのでようやく天気が落ち着き出した本日は、街を歩く一の旅行バック保持率が実に高い。多くの観光客が、初夏の長崎へお越しくださっておられるようでなによりです。食ったり飲んだり見たり遊んだりして、存分にお楽しみくださいますように。
連休の真ん中、人通りの割に仕事の方はゆったりで、片付けや掃除が捗る一日でした。閉店作業もさっさとすませ、家に帰りましょう。。いや、ちがうか。時津まで行きましょう。
普通に考えれば、私は原付に乗っているのですから、長崎駅から茂里町、大橋、住吉…と206を走っていけばいいんです。渋滞の影響を受けにくい乗り物ですからね。あまり褒められた乗り方じゃありませんが。

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
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しかし思いました。
面白くない。
普通すぎますね、そのルートは。あえて抜け道を使いましょう。坂を登らぬ原付きではむしろ時間がかかることは、行く前からわかりきっている西山越え。県道235を上ったり下ったりするルートを行くことにしました。となれば、まずは諏訪神社へ。
どのぐらいぶりでしょうか、ここを原付きで走るのは。友人のやんごとなき事情に付き合って、真夜中走ったのは二十歳頃だったはずです。その出来事の登場人物は全員結婚し、幾人かの親になっている遠い過去の話ですが、私だけが変わらずそこにいるような錯覚にとらわれます。時計を見れば17時30分頃、長い長い黄昏が見せる夢の余韻に、思わずくすりと笑っちまいました。
その当時とは変わっているような、いないような風景が広がる坂道を、50ccでトコトコ上っていきました。
そうだな、うん。今度ここを撮りに来ましょう。
長崎らしい雰囲気、長崎らしい景色が広がっている場所です。私にとっては普通の風景ですが、長崎以外の場所ではあまり見られない、独特な住宅の群れがご覧いただけると思います。
ゆっくりと日は傾いていきますが、まだまだ夕方は終わる気配もなく。のんびりとした日夜交代を走っていくと下り坂、間もなく本原です。
更に裏道を通り、KFCの交差点をすぎれば昭和町。トンネルへ曲がり、浦上水源地に沿って進んでいきます。そのまま長与を目指すべく、長崎商業高校の方へ右折します。
ほとんどこない場所を、延滞料金を払うために時津を目指して走る。知っている道を漫然と走るより幾分楽しいです。非力な50ccでの登坂の連続にいささかストレスは感じましたが…
同じようにゆったりと前をゆくバスが、帰宅する人々をバス停におろしています。連休中でも働いている人はおおいですね、お疲れ様です。のんびりと長与の坂を下り始め、信号停車したのは吉無田。
もうそろそろ目的地です。ほんのり混んでいる長与川沿いの道から、国道207へ。
交通量のわりに迂回路がない道なので何時も通り混んでいますが、思ったほどではありません。イオンを通過すると間もなく見えてくる遊ing時津店。カウターに行き、延滞料金を払い、アダルトコーナーの誘惑を振り切って、再び原付に乗ったのは18時過ぎ。途中でお祝いのためにプードゥを買い、家に帰ると夕飯は肉じゃが。それをアテに新しい御代の弥栄を祈って飲む白ワインは、お値段以上に美味しかったです。

ヴードゥーの神々―ジャマイカ、ハイチ紀行 (ハーストン作品集)
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ただより高いものはないけれど、転んでもただでは起きなければこっちの勝ちです。
「無料クーポンでコミクレンタルしたんですが、返却日を確認していなかったので延滞料金を払う羽目になりました」というだけの話を2500文字程度にして、クラプトンの「レイラ」に乗せてお届けいたしました。
他人の女房への熱い情熱がほとばしる、大変な名曲ですねぇ…いい時代になりそうな幕開けに、思わずニッコリの私でありました。了
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レイワ。。
レイラ。。。
まさかね。。。。
いや、そんな。。。。。
まさかね。。。。。。。
(レイワ〜、ジャージャーチューンチュンチュン!でクリック!)