新しい作品のインスピレーションを
得るために日本にやってきたギエム。
彼女はかなりの親日家で、
文化に対しても造詣が深いんです。
かなり日本語も話せます。
さあ、ギエムの日本での旅。
行ってみましょう!
もちろん今回もこちらを追っているのです。
まず訪れたのは、神社。
その厳かさに胸を打たれます。
安藤忠雄のこと好きなようです。
ですが、私は好まないのでパス。
でもちょっとカワイイ横顔は
抜いておきましょう。
東京の街なかのスタバで
コーヒー飲んでるギエムってのも
なかなかシュールです。
そしてやってきたのは静岡。
陶芸家黒田泰蔵の工房です。
この人が黒田さん。
白磁の世界では、もうぶっちぎりでしょう。
黒田さん、実に流暢なフランス語で
ギエムと語らっております。
天才同士の会話は、見事に意味不明です。
しかし、すごいのは伝わってきます。
こちら、黒田さんの作品。
何かを得たギエムは、ロンドンへ戻り
練習に入ります。
みんな盛り上がってきます。
この辺り、監督の映像センス炸裂です。
天才たちの打ち合わせは、実に厳しく美しい!
突然画面はベルサイユへと移ります。
ベルサイユの庭師から、
「緑は葉緑素の色でしか無い。それが抜けた後の紅葉が木本来の色だ」
と言われ、なぜか思いにふけるギエム。
それを、紅葉した木で表すセンス!
素晴らしい!
ギエムは引退をほのめかすセリフを言います。
で、なんでベルサイユ?
これですよ、これ!
噴水の上で、ボレロを踊ったんですね。
お好きな方はどうぞ。
フィナーレのあたりですね。
いやあ、実にカッコいい!
ギエムの言葉で
「才能のない人の努力ほど、悲しむべきものはない」
という情け容赦無いのがあるんですが、
まあ、真実を貫いておりますな。
私らしく、とか、何甘えてんでしょうねえ。
才能の必要な世界の住人にとって、
才能は当たり前のことです。
当然努力も当たり前のことです。
もうね、ギエムに言われると納得ですわ!
で、画面はロンドンに。
さすがの身体能力、短期間で
刀と棒の使い方を覚えたようです。
自分の動画を見て、思わずわ笑っちゃうギエム。
何やねん、君は。
カワイカッコよすぎやろ!
次は衣装を作るようです。
担当は、アレクサンダー・マックイーン!
彼が自殺する2年ほど前の映像ですね。
マックイーンが首吊るなんて
誰も思わなかったですよね。
ここでは、ギエムと明るくやってます。
こんなカナリヤみたいなセーターを
着こなせる人、そうそういませんよ。
などと言っている間に、
バンクーバーでの公演が近づいてきました。
彼女たちの新作「エオンナガタ」は
どうなるんでしょう!
さあ、緊張してまいりますね!
(いやあ、ホント、実にカワイイというか。。まあ、観てみないか?でクリック!)
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