おくんちといいますと
博多、長崎、唐津と浮かびます。
でも、実は小さな集落でも
「くんち」と呼ばれる祭りが
あちこちで行われているそうです。
元は収穫祭のようですので
当たり前と言えば当たり前なのでしょう。
でも今回青さんの原稿を読むまでは
全く知りませんでした。
祭りが消えゆくのか
祭りを消しゆくのか。
なんとも微妙なお話です。
ではさっそく!
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長崎の秋祭りは、
基本的に「〇〇くんち」
という呼び方をされます。
例外はありますが。
私が住んでいる地域にも
それはあります。
私は昨年奉納に参加しました。
8年ごとに担当が
回ってくるはずです。
前回はピチピチの三十路、
去年は円熟のアラフォーであります。
今更ながらにYou Tubeの
凄さを思い知りました。
ある動画で
私は映っていないものの、
私が吹いている笛の音は
聞くことができるんですよ。
この過疎の町のお祭りの動画。
この凄さ。
再生回数は千回に遠く、
これからも注目されることはない
動画でありましょう。
しかし、私がなんらかの理由で
アジスアベバを流浪したとしましょう。
ここは地の果てアルジェリアならぬ
エチオピアです。
郷愁にかられても、
インターネットの環境さえあれば
視覚的にある程度
満たすことができるということであります。
すげえな、ヨウツベ!
次回は46歳。
人口減少のペースを考えると、
参加できるかどうか
微妙なところでありますねえ。
祭りが維持できているかです。
出来た場合は囃子の親方です。
なぜなら私より年長者で、
7年後笛を吹けそうな人が
おりませんから。
まさに、高齢化社会を
身近で見るかぶりつきです。

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今年の祭りの日は
私は外で働いておりましたから
見ることは出来ませんでした。
今年も盛況のうちに
終わったそうです。
私がご幼少のみぎりは、
夜店は数十件立ち並び、
夜風は痛いほど
冷たかったのであります。
今は少しばかりの出店が並ぶ程度。
それも、昔は三日出ていたテキ屋が
いつの間にか二日目で帰るようになり、
今では初日が済んだら
翌日には何もない状態です。
あの業界も厳しいと
聞いておりますしね。
こんな過疎の町は
早々と切り上げて、
唐津くんちに向かうほうがいいですよ。
秋の日差しに照らされた街に、
笛と太鼓が響いて。
奉納する自治会の人たちは、
責任とハレの気分でみな笑顔で。
悲しくなくたって、
人間は目頭が熱くなるものですねぇ。
地方が枯れています。
全国津々浦々でゆっくりと、
しかし確実に。
こういう風景が
無くなりつつあるのでしょうねぇ。
面白うてやがて悲しき鵜舟かな
祭りの後の寂しさは、
随分と細ってしまった郷里でも
感じるものであります。
いずこも同じ秋の夕暮、か。
秋はいけませんねぇ。
どうにも気が滅入ります。
かくなる上は、
青の洞門が早く色づきますように、と。
遠い山里の錦秋が
待ち遠しい私でありました。了
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感覚として
地方の産業は現実的に
医療、福祉、土建、
くらいしか残ってない気がします。
1980年代の、例えば宇和島。
穏やかで陽光輝く
南四国の風光明美な街でした。
今世紀にはいって、
行くことがあったんです。
そしたら、荒んでるんです。
なんでしょうねえ、あれ。
もちろん宇和島に限りません。
空気が輝きを無くしたというか。
そういう流れは、ネット以前からありました。
具体的にはバブルが去った後くらいですね。
バブル景気は東京を潤し
地方が少し儲かり
そして枯れてゆく
そんなベクトルでしたねえ。
ホットケーキをパンケーキと
呼ぶ喫茶店がカフェと名乗り
けっきょく今は親子丼を作ってるような。
そういう悲しいひらがなのお店。
そんなベクトル。
NPOとか、最近いろいろやってますけど
ほとんどは公的予算狙いでしかないのも
みなさんご存じでしょ?
言わないだけで。
(いけねえいけねえ、秋はついこういうこと言っちまうね、でクリック!)
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