たしか、青さんは被爆三世だったはず。
普段は、いろいろおもしろいこと
ばかり言ってる青さんです。
それが昨日だけは、思うところあるのです。
それはそうでしょう。
青さんの独白から、いろいろ考えてみましょう。
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どうしようもなく、
腹立たしい気分になる8月9日。
例年暑いのですが、
今年は一層凄まじい暑さに
なりました。
広島は8時過ぎなので、
まだなんとかなる。
しかし、長崎は11時過ぎです。
太陽が真っ白に輝き出す頃で、
命の危険があります。
市内を走っていても、
随所に警察官が立っております。
今日なら、いつもは遠慮がちに
アクセルを開けるあそこでもここでも、
思う存分走り放題です。
そっちにさける余力はないでしょう。
日陰に立っている人はまだいい。
隠れる場所もない炎天下で
立っている警察官は、
職務とは言えご苦労なことです。
さて。
慰霊の日です。
長崎市は確かに、
山のおかげで広範囲の被害は
免れたのでありますが、
人口は昔から、
その山の内側に集中して住んでおります。
その密集地域に核兵器が使用されたわけです。
昭和15年と昭和22年の人口推移は、実に−20%です。
講談師の話を聞いても仕方がない。
記録を読み返すほうが良いと思います。
それも、できれば昭和30年代までに
記録されたものが良い。
せめて黙して祈ってくれたら
いいんですけどね。
「あれは正しかった」と
言わずにいられないのでしょう、彼らは。
そんなわけないじゃありませんか。
民間人を殺す攻撃が、
正しいわけないじゃありませんか。
そんな悲しいことを言わないでほしいのですよ。
普段はそうでもないんですが、
今日だけはどうしても腹の中が黒く燃えます。
「核兵器が無意味になるような兵器開発に全力を傾けるべき」
という意見が出てこないのが、
不思議でならない平成最後の8月9日でありました。
あと、「長崎」です。
ナガサキじゃありませんよ。
これ、重要ですからね。了
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青さんが一体何に腹を立てているのか。
いろいろでしょうね。
長崎のあの公園で、
昨日起きたことは、毎年起きているのでしょう。
「あれは正しかった」と
言っているのは誰なのか。
素直に考えて出る答えは、
たいてい間違っているものです。
(青さんの黒い燃えるものは、一体何でしょう?答えは皆さんの良識の中に)