真夏のオートバイ その10 青さんのオートバイへの道
耶馬渓からどうも出られない青さん。
意を決して発進しましたが。。
いかんせん暑い。。
熱中症一歩手前。
実に危険な状態です。
その危険をかえりみないのは、
だってライダーだから、でしょうな。
ではさっそく!
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びっくりするほど交通量の
すくない道路でした。
しかし走る分には大歓迎です。
途中にあるトンネルが、
涙がでるほど涼しくて。
どんどん伸長している気配のある
中津日田道路ですが、
本耶馬渓からは次のIC、
耶馬渓山移までの5キロのみが走れます。
あっという間ですし、
どこがどう短縮できたのかは
わかりませんが、
きっと日田に近づいたことでしょう。
ともあれ、出した速度の分だけ
気は楽になりました。
ちょっと涼しかったですしね。
自動車専用道路を降りると丁字路。
耶馬渓を走る上で
困るのがこれです。
本耶馬渓、
深耶馬渓、
裏耶馬渓、
奥耶馬渓…
頭の部分が入れ替わる
耶馬渓シリーズが、
青いカンバンに次々に現れます。
私が言うのもなんですが、
くどいんです。
土地勘のある人にとっては
よくある案内でしょうが、
そうでない私にとっては
間違い探しのクイズです。
○○耶馬渓では
どこに向かうのかわからない。
しかし、玖珠ならわかる。
玖珠は、今いる場所から
南にあるはずなので、
微妙に方向が違う気がします。
となれば、本耶馬渓を
目指すほうがいいのではないか。
それにほら、本耶馬渓と
いうからには、
ベーシック耶馬渓ということでしょう?
根拠はありませんが、
極端に困るような場所には
たどり着かないと思いました。
左に曲がって走り出すと、
すぐに湖が見えます。
お、このへんで湖ということは?
着いたのは耶馬溪ダム。
この辺を走っているライダーさんの
動画や写真だとでてくる率が高い、
巨大な「噴水」が見られる場所であります。
ブシャー!と吹き上がっている噴水は、
水質の維持を目的としたもの
なのでしょうが、景観に華やかさを
添える役割も大きいように思います。
これは絵になる。
まっすぐ吹き上がっている
噴水を眺めていると、
徐々に勢いが減っていきます。
どうやら、2パターンの噴水が
切り替わっているようです。
噴水の切り替わりに
出会えたのはいいタイミングでした。
やはり、選択は
「本耶馬渓」で正しかったようです。
しかし、写真を撮っていても暑い。
急いで出発しましょう。
耶馬溪ダムを出発して
しばらくすると信号。
そこを左折すると、
見覚えのある道になりました。
どうやら来た道、
国道212に復帰したようです。
走っていくうちに建物が増えてきて、
なんとか日田市に。
ガソリンスタンドで、まずは給油。
レギュラー149円。
下がりませんねぇ…
少し早めの給油だと思っていましたが、
13リットル弱はいりました。
結構減っていたんですね。
ガソリンスタンドが延々と無い
山道も結構ありますから、
用心に越したことはありません。
新鮮なガソリンを
満たしたタンクでも、
ひんやりした感覚はなく。
困ったものだと思いつつ、
少し戻って右折して、
少し丘を登ると
「いいちこ日田蒸溜所」が見えてきました。
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ガソリンタンクが熱くなってる。
これは思っている以上に危険です。
実は、友人のハーレーが燃えたことあるんです。
もう、何十年か前のことですが、
はっきり覚えています。
黒いタンクのハーレーでした。
ときは真夏の大阪喜連瓜破。
読むのが難しい地名の常連ですね。
2台でその直前に満タンにして、
別の友人宅に行ったんです。
季節は今頃。
用事が済んで出てくると、
タンクからガソリンが
蓋のとこからボコボコ漏れているんです。
日差しと、エンジンの熱でタンク内が
高圧になり、ガソリンが吹き出してたんです。
「うわ!やべえ!」
と言っていると、ドカン。
見事に火柱が上がりました。
笑ったのは、それでタンクが吹き飛んで、
車体はあまり燃えなかったんです。
タンクは火だるまのまま、
公園の砂場に落ちました。
改造タンクだったので、
圧抜きがなかったんでしょうね。
こんなタンクでした。
あまりに暑い日で、
公園に子供がいないのが幸いでした。
友人のマンションの消化器で消しましたね。
オートバイを日向に停めるのは、
そういう危険性ありますよ。
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