CHUFF!! チャフで行こうよ。

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未知をせん滅せよ!その3 青さんのオートバイへの道

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九十九折れはたのしいものです。

アクセルを開けてはもどし、

バイクを傾けては起こし。。

その渦中の青さん。

 

自分がどこにいるか分からないってのも、

それはそれで楽しいもの。

 

ではさっそく!

 

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つづら折りの道は、大変楽しい。

教習所のスラローム

思い出しますねぇ。

 

あれは得意じゃなかったけれど、

こうして技術は活きています。

 

緩やかに下りだすと、

カーブはなだらかに。

初めて走っている道ですが、

よくある風景に既視感がありますね。

 

林はヒノキやスギが整然と並び、

風に揺れる稲は緑の波のようで。

 

近隣の住民の方でしょうか、

日曜日を利用して

除草作業に勤しんでおられました。

 

 

 

エンジン式刈払い機が唸っている

作業の脇を走っていると、

濃密な青臭さが顔にぶつかってきます。

いやぁ、良い。じつに結構です。

 

ずっと同じ風景が続く道を

走っていると、私は一体どこを

走っているのかわからなくなってきます。

 

青々とした田んぼ、

何かしら作業をしているお百姓さん。

気まぐれに流れる雲と、

刺すように降り注ぐ夏の日差し。

 

ああ、ぼんやりしてきます。

これは良くない。

うっかりワイドオープンになりがちだから。

 

丹田にぐっと力を込めて、

田園風景との一体化を回避しつつ、

大変結構な道を走っていきました。

もう、この道がどこに着こうと本望です。

 

快適なツーリングを楽しんでいると、

線路またぎの丁字路。

直前の青カンバンには

 

「←佐世保・平戸」「唐津伊万里→」

 

と書いてありました。

 

私はこれらの条件で、

現在地がなんとなくわかりました。

 

私は松浦・御厨の方向に

つながっているはずの道を

走ってきております。

おそらくこの道路は北上している。

 

線路にぶつかったということは、

海岸線を走る松浦鉄道に違いない。

 

 

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青カンバンの地名で、

一箇所だけ外れている地名。

 

総合すると、

私はちょいと松浦市に入っている。

北松浦半島の、

北側の海沿いあたりだろう、

ということが推測されました。

 

chuff.hatenablog.com

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いいですねえ。

長々とつながる描写が、旅情に満ちております。

こういうのは、なかなか難しいものです。

 

私、個人的に司馬遼太郎が、

ちゃんと文章を書いているのは、

このシリーズだけだと思ってるんです。

 

街道をゆく 1 湖西のみち、甲州街道、長州路ほか (朝日文庫)

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しかし、いわゆる司馬史観好きからすると、

退屈で読んでいられないらしいのです。

 

まあね、適当なこと書いている方が、

実に楽し気で信用されるという見本でありますな。

日本にあったはずの知性。

あったんでしょうか、本当に。

 

(あっという間に読める名本、が溢れてますな。いや他意はないですよ、でクリック!)

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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