何かを、一心不乱に愛する人は、
見ているこちらも、素敵な気持ちになります。
元町商店街のカルディの角を、
少し北に上がったところにある、
元町の別世界。
ドアを開けた瞬間に、
違う世界に入ったような気になる、
そんな喫茶店、珈琲屋舌れ梵さんです。
まあ、まずは行ってみてくださいな。
驚きますよ。
なんと、知らぬうちに
サイトもあったりするわけです。
では、入ってみましょう。
いきなり、入り口から異界感満載。
どうです?
ちょっと勇気いるでしょ?
ドアを開けると、
花、花、花。
問答無用の量です。
ものすごい量の
花で埋め尽くされているんです。
ここのママさんがね、
ものすごい魔女感のある、
素敵な方なんです。
こういう方を見ると、
美魔女とか、やっぱバッタもんです。
私は一人だったので、
小さなテーブルにつこうとしたら、
奥の花の世界に導かれました。
優しい魔女です。
もう、むせるほどの花の香りです。
タバコも吸えるんですが、
「お花にはかけやんといてあげてね」
と優しく言われれば、
そこで吸うほど、
野暮でもないわけです。
ここのママさん、なにより花を
愛しているわけです。
花のお金をケチったことは、
生涯ないそうで、
ずっと生け続けています。
もうね、その姿が美しいわけです。
カウンターを見ると、またこれ、
魔女の旦那さんが、ゲキシブで。
たまんないでしょ?
アイスコーヒーを注文しました。
これがまた、渋いスタイルで
来るんですわ。
魔女もね、旦那さんもね、
お若い頃は相当美形
だったと思われ、
元遊び人の風情が、
粋な感じで漂ってんですねえ。
この感じ、昨日今日の
カフェなんかじゃ出ませんね。
私の知る限り、このお店は
ずっとありますんで、
相当歴史もあるはずです。
入り口は、もう少し暑くなると、
お店が見えないくらいに、
緑と花で埋め尽くされます。
化粧品もお洋服も、もう買わなくなりましたねえ。
ちゃんとしたヨソイキばっかりもってたのよ。
それももういらないからね。
お花を買ってるの。お花が枯れると、
その度につらい気持ちになるのよ。
でも買うの。
短い命なんやから、
きれいに飾ってあげないとね
もうね、そこで飲む珈琲が、
これまた美味しいの。
あと何年あるか、
ここもわからないと思うんです。
行くなら、今のうちですよ。
本当にゴージャスな世界を、
魔女の案内で覗いてみません?
(ここに行くと、本当に息抜きできるんですねえ。なくなりましたよね、そういうの、でクリック!)