元町には、けっこう桜の木があります。
花隈城の上なんかは、
広場でお花見もしているほど。
県庁や県警本部周辺にも、
たくさん咲いています。
そんなある夜のこと。
ふと空を見上げたら、
桜の枝に、スズメが留っていました。
ウグイスってことはないと思いますし、
メジロってこともないでしょう。
それで、写真を撮ったわけです。
望月の頃だったと思います。
JR元町駅の、東口と西口の間。
その浜側に、白木蓮の木があります。
白木蓮の花は、艶やかで淫靡で、
美しいのはまさに一瞬。
サクラより短いでしょう。
そして、あっという間に、
みすぼらしくなります。
お釈迦さんの弟子の一人に、
モッガラーナという人がいます。
これは古いインドの言葉で、
木蓮のことですね。
映画の「マグノリア」もよかったですしね。
「マグノリアの花たち」は傑作でしたしね。
西洋でも、ある種の感慨を持つ花かもしれません。
個人的な意見ですが、
私は、写真として「余計なもの」
が入っている構図が好きです。
その余計なものが、花をより引き立てる場合、
愛おしささえ感じます。
電線とかね。
話がそれました。
桜の鳥もそうかもしれません。
ビルや看板だって、そうなのでしょう。
私が思うに、「きれい」ってのは、
「キレイ」でしかないわけです。
それは、決して「美」ではないので、
ハッと立ち止まることもありません。
キレイって、その辺に転がってません?
キレイって、あっそう?って感じしません?
いくらキレイな音にこだわっても、
美しい音楽とはならないのと同じですね。
音叉で特定周波数でも聞いてればよいのです。
キレイな音聴きたいだけならね。
まあ、キレイではない写真ですけど、
これも元町の一つの風景。
お昼にも見つけました。
こんなスズメが生きている元町。
私は好きですね。
これもまた、元町の姿。
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