PTSDってのは、案外知られてないんじゃないかな。
その実際のことは。
みんな、トラウマトラウマいうけどさ、
その意味だって、実際はよく知らないんじゃない?
でも、なぜ一般語になったかと言うと、
答えは簡単ですよ。
それで、儲かる人がいるからですよ。
あえてこんな日にと思いますけどね、
傷に塩することを正義と思う人の多さにも、
うんざりしちゃうわけです。
よく「心的外傷ストレス症候群」っていうでしょ。
あれね、実にマーケティング的な訳だと思います。
これは「うつ」の大量生産と同じ構図です。
昔は、心的外傷後ストレス症候群と言ってましたけど、
いつのまにか「後」を抜いて
表記されることが多くなりました。
PTSDの「P」はPOSTで、
ポストってのは「~のあとで」とか言う意味です。
つまり、トラウマのしばらく経った後で、
普通に暮らしてて、最低数か月たって
何か急におかしくなるってことです。
本来のPTSDってのは。
ところが「心的外傷~」とか言い出すとね、
辛いことや、いろいろあったあとに、
人間にはケアが必要と、思い込まされるわけです。
誰に?
専門家にですよ!
専門家ってのは、なんとかのしたいわけです。
なので、発言力を増やしたいわけです。
だってね、日本で起きている社会現象って、
人類初なのに、なんにでも専門家がいるって、
おかしくないですか?
彼らは、自分のシノギのために、
意識的か無意識的かはともかく、
煽るわけです。
その代表例がPTSDでしょう。
役所は予算をとって「先駆者的なことやってます」
というために。
個人は「この悲しみを忘却させないために」
とかのために。
こぞって、人間が本来持っている素晴らしい本能に、
対抗するかのごとく、扇動します。
その素晴らしき本能とは、
純粋に忘れることです。
良くも悪くも、人間の記憶ってのは、
忘却されてゆきます。
この、忘却の力に抗うほどの強いストレスは、
実はそんなに多くありません。
ではなぜ、こんなにも多くの人が、
トラウマトラウマ言ってるんでしょう。
それは、不自然にリピートされた、
作為的なものがほとんどです。
しかも、直後からこれが起きる。
これがいかに不自然なことか、
どうも理解されない。
昔は、こんなことなかったんですよ。
お勉強は大事です。
その例として、関東大震災の体験者の発言があります。
なかなかすさましい記録ばかりです。
危機的な状況の人間の行動として、
学ぶことの多い出来事です。
しかし、いわゆるトラウマ的な記載は少ないのです。
これは単純に、時代の違いだけでしょうか?
私が思うに、神戸の震災以降、
雨後の筍みたいに出てきましたね。
こころのケア
もう、これをするのが義務みたいに。
いいですか、みなさん。
大変な思いをされた人を、
そっと見守らず、ワーワーケアケアいうのは、
もうやめませんか?
大昔から、地震や噴火や、疫病が、
どんどこ続きながらも、
この世界を維持できた理由は、
それにこだわったからじゃないんですよ。
さあ、仕方ないから、
やることやろうか!
この感覚だとおもうのですよ。
それを作為的に、より悲劇に、
より悲しみに、突き落としたい悪意が見えます。
多分意識されない悪意ですけど、
明らかに、その背景には「利権」が見えます。
こういうこと書くと、「ソースは?」
とか言い出す人きっといいるんです。
そういう人は、きっと「ケア」したいのでしょうね。
もしくは「ケア」されたいか。
我々は、誰でも忘れている記憶があります。
たいていは、どうでもいいことですが、
思い返せば辛すぎることもそこに含まれます。
声を大にして言いたいのです。
忘れちまって、いいんだ!
よく晴れた春の空を見ながら、
そんなこと思っておりました。
(気持ちを分かってない!と怒る人もいるでしょうね。その上でクリック!)

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