CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。少しもの知りになれるかもです。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

居間って、宗教と関係あったのね。

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普通にあるでしょ、「居間」。

リビングルームですよ。

 

まあ、写真みたいな小洒落た世界は、

そうそうありませんけど、

コタツの居間って、普通じゃないですか?

 

でもね、そうでもないんですよ。

あれもね、深〜い背景があったんですねえ。

 

ある時偶然知ったんですけど、

ああ、なるほど〜って感じでしたね。

 

 

 

日本の居間

よくよく考えてみれば、

昔の家には無いんです。

いいですか、昔の日本の家にも

「居間」なんてないんですよ。

あれは、輸入された思想をもとに、

あっという間に、「ずっとあったもの」

のポジションを取っただけなのです。

 

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こういう、いかにもな昭和の風景もね、

実は居間じゃないんです。

ときには食堂であり、

夜には布団を敷いて寝室であり、

悲しいかな、「居間」ではないわけです。

勿論リビングでもありません。

多用途空間でしかありません。

昔のお金持ちの家には、食事の間があり、

基本的には板の間です。

 

では西洋のリビングは?

よく思い出してみれば、

基本的にヨーロッパ、

特にカトリック圏には、

リビングさえ無いのです。

 

じゃあ、子どもたちはどこで過ごしているかと言えば、

基本的にはキッチンなんですね。

そこにある、テーブルの周囲にいるわけです。

 

これね、ヨーロッパの伝統的世界観なんですね。

あちらでは、そもそも子どもに

意外なほど権利を与えないんです。

 

ルソーがエミールで批判した

エミール ─まんがで読破─

エミール ─まんがで読破─

 

 フランス革命以前の

赤ん坊の扱い方ってこれですからね。

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これね、「スワドリング」といって、

最近は逆に注目されてますね。

tamako-makomako.hatenablog.jp

要は、ぐるぐる巻きにするってことです。

昔のヨーロッパでは、

板に貼り付けてぐるぐるしてたわけです。

理由は簡単です。

 

人間じゃないものに、

動き回られたら邪魔!

 

「えっ、でも赤ちゃんでしょう?」

とか思う人いません?

 

これは洋の東西を問わず、

近代までは「乳児」は

人間認定されていないのです。

これは日本でもそうですね。

ですので、捨て子が犯罪になるのは、

ここ百年なわけです。

 

ですので、正確には「物」だったわけです。

大人のルールを理解して、

大人のように振る舞えるようになって、

教会へ行って、献身式やって、

一人前になる前は、基本「物」なわけです。

ですので、「物」には置き場所があり、

大人は一緒には過ごさないんですねえ。

 

よって、リビングはなかったんです!

 

あったのは、大人だけの「サロン」。

まあ、庶民はそんな余裕ありませんから、

基本的には今のワンルームと同じです。

ベッドルーム兼、キッチン兼、トイレ兼、

バスルーム兼です。

 

こういう発想は、

非常にキリスト教らしいのです。

だって、あの宗教は個人契約なんです。

契約前の人間なんて、人間扱いしないわけです。

このあたり、徹底的ですね。

 

リビングルームの発生

では、どこからリビングが生まれたのでしょう。

これは、アメリカに移住した

清教徒ピューリタン」的

プロテスタント思想と言われています。

 

彼らは、少数派だったので、

メンバーを増やすことが課題だったんですね。

ちなみに、大航海時代に、

宣教師がバリバリ植民地開拓に勤しむのも、

まさにそれですね。

たまたま日本には、先にイエズスがきたので、

誤解されてますが、あれは後発なんです。

イエズス自体が、プロテスタントの新規開拓に焦って

「俺達も行こうぜ!」なわけです。

 

そこでピューリタンは、乳児もメンバーにしたのです。

良く言えば、子供の権利が発生し、

悪く言えば、子どもにも責任を押し付けたのです。

それが建築に影響し、

アメリカで、人類初のリビングルーム、

家族全員がなんとなくそこにいる空間を作ったのです。

 

つまり、それが日本で

「居間」になったわけです。

 

ですので、完全な「居間」の発生は、

太平洋戦争の後、ってことになりますね。

個人的には、「団地」の思想

が関係有るように思いますけど。

 

それまでは、なんとなく

西洋式な感覚が入ってきていた、

都会居住のお金持ちにしか

「居間」は無かった、

ということですね。

 

このアメリカの感覚は、なかなか面白く、

新生児にも部屋を与えます。

なので、親は別の寝室に寝るのですね。

こういうの映画でも見たことないですか?

 

これは、基本的に夜は別の部屋なので、

赤ちゃんが泣いたら分かるように、

寝室に置くんですね。

 

 ちょっと古い映画ですが、

クレイマークレイマーというのがありました。

 

 フレンチトーストで泣かせられる名作ですね。

その中で子ども部屋はこんな感じです。

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ちょっとわかりづらいですけど、壁紙が空と雲なんです。

こんな感じ。

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こういうの、生まれた時に作ってるんです。

まあ、なんというか。。

ちょっと日本的には分からない感覚ですね。

 

まとめ

建築というものは、

あんがい、思想の流行り廃りと関係あるわけです。

ちょっと前までは「テレビ」という

今では家電にしか過ぎないものが、

家庭の中心だったわけです。

ほぼ神棚みたいなレベルで。

テレビのある空間に、人が集まり、

コタツがおかれる。

やがて、テレビが子供の部屋にも配置されると、

居間への滞在時間は減ってゆきます。

そして、パソコンからスマホがその地位になり、

今やスマホのある空間が、

 

各自の「居間」なわけですね。

 

電車であろうと、路上であろうと、

だれかと食事していようと、

それはその人の居間。

 

なんだかすごい話になってきましたね。

 

まあ、宗教だって思想だって、

その影響は見えるものだけではありません。

自分の好みと思っていても、

なんとなく、なんらかの影響に支配されているものです。

その代表例が、建築なのかもしれませんねえ。

 

これから、また変わってゆくんでしょうねえ。

 

(当たり前ってのは、信じちゃいけない。だから今日くらいはクリックしてもいいはず!)

 

 

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