時々、どうしても一目にさらしたい人っていません?
よく言えば「世に出す」なんでしょうけど、
やはり「さらす」って方が近いわけです。
別に嫌な話じゃなくて、
底抜けねに明るい話とかで、
多分本人は、普段は話したりしないであろう話。
今日は私の友人で、本当のセックスを語ってくれた、
そんな女性の話です。
彼女は大変照れ屋サンなので、
仮にZとしておきましょう。
アルファベットの最後の文字、
究極を意味するZです。
ギリシャ語ではΩですね。
さてこのZちゃん。
かれこれ30年以上のおつきあい。
純粋に友人として、
ややこしい関係になる事も無く、
時々お互いの性体験などを報告しあいながら、
深みのある会話をしております。
そこで何が私が感銘を受けた部分ですが、
彼女くらい愛に生きることは、
普通は不可能なのです。
そうです、愛です。
LOVEです。
そう、あれは今から20数年前の事。
とあることから、
今までのセクース経験数の話しになりました。
お互いに、かなりお酒が入っていました。
しかしZちゃんは酒豪なので、
その影響は無視してかまいません。
Z「アタシはさあ、今まで5人の男しか知らないから、ホント損だと思うのよねえ」
8(そんなわけねえだろうが!)
「んんん?酔ってんの、Zちゃん?」
Z「ええ?いや、ちょっと待ってね」
(ここで指折り数えて)
「やっぱり5人だ」
8「あのさあ、それ変だよ。前に話してた●◎○とか、△▼△とか、その前に聞いた□■◇とか数えてる?」
Z「もちろん覚えてるけど」
8「じゃあ、おかしいんじゃない?そのカウント」
Z「ちょっと、あんたマジで言ってんの?」
8「んん?」
Z「そんなスポーツの相手まで数えるのかい?普通は数えないだろ?」
8「スポーツ????」
Z「いい汗かいて、GJ!の相手まで数えるか、普通?」
8「んーーーー、普通はまあまあ数えるんじゃないかなぁ」
Z「もう、そういうこと言って、私をからかって楽しいかい?」
8「いや、マジ、数えると思う・・・」
Z「ちょ、え、ま、そ、本当?」
8「うん、多分・・・一般的には」
Z「初めて聞いたよ・・・」
(ちょいしょぼーん)
8「まあまあ。んで一応数えてみたら?」
Z「分からないけどねえ。まあ、まだ3桁だよ。多分・・・」
8「妥当な数字ですなあ。ところでさあ、そのスポーツの時さあ、そのあとではさあ、GJだけですか?」
Z「他にナニがいるの(きょとん)?」
8「いや、そうだな、別に、まあいっか。・・・・・。俺、Zちゃんのこと好きだよ。うん、もうね、ほとんど愛に近いな。菩薩に見えるよ」
Z「なんで?」
ええ、愛の無いセクースをカウントしないんです、彼女。
もうね、この清々しさ。
この潔さ。
なんて言うかね、
その女傑、メントール!
同時にね、私は彼女のとてもウブな純愛も知ってるしね。
これって、ある意味、純化した「愛」なのではないかと。
もう、これ、偉人なわけでして。
ほれほれ、そのへんの生臭くい方々も、
時には股間をスキッとさせても
いいんじゃないでしょうか。
改めて、本当にしたんですか?
とか問われたら、
困る人も多いんじゃないでしょうか。
カウントなんて意味ないと思うけどさ、
カウントの基準によっては、意味あるのかもね。
(何を数えるのか、何を数えないのか、それがその人ってことだね。さあクリック!)