これがアメリカか！ あるチョッパー。

カリフォルニアには、こういう人が、

ゴロゴロいると思ってました。

実際はあまりいませんよ、アメリカでも。

どっちかというと、

こんな風情は春先の日本のほうが、

たくさんいます。

アメリカでも、いるとこ行けばいるんでしょうが、

フリーウェイでも、めったにオートバイは見ません。

でも、乗っている人は

「こんなとこにもいるの！？」

って感じで、とんでもないとこで、

走っていたりします。

真夏のデスバレーとかね。

真夏のデスバレーや、モニュメントバレー

にも、ライダーはいます。

大体がタンクトップで、短パンはいてます。

気温が45度以上あるのに！

私、話しかけたんですね。

あるチョッパー乗りに。

こんな感じのバイクです。

どうして、そんなかっこしてバイク乗るんですか？

とね。

彼らは一様にこう答えるのです。

「だって、暑いじゃないの？」

想像しづらいと思うので、

気温が45度を超えて、湿度が一桁の世界を、

ちょろっと説明しておきましょう。

車で走っていて、ちょっと窓開けると、

１０００ｗドライヤーの風が直撃です。

大体が、窓自体が熱くなっていて、

触ると、アッチッチな感じです。

そこをバイクで走るなら、

多分体を何かで保護した方がよいと思うんですね。

でも、多くのライダーは、短パン。

タンクトップの肩とか、真っ赤っか。

「それ、危なくない？」ときくと、

「なんだ、日本人はこれ知らないのかよ？」

と出してきたのは、沸騰してそうな油の塊。

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こんなでかいワセリンあるんだ！と驚いていると、

気温の高さでドロドロになったそれを、

体中に塗りまくるのです。

「こうしとけば大丈夫！」

「どれくらいもつんです？」

「30分くらいかなあ」

「30分で亡くなるんですか？」

「砂が当たって、飛んじゃうんだよねえ」

「じゃあ、やはり服着たほうが・・」

「だって、暑いじゃん！」

「30分したら、また塗るんですか？」

「そうそう、ちょうど休憩になるしね」

「30分で休憩ですか？」

「だって、暑いじゃん、ワハハハ」 

なんで、チョッパーのタンクがあんなに小さいか、

分かった気がしました。

あれ、休憩の度に入れてちょうどいいみたいです。

なんかね、ぶっ壊れてましたねえ。。

まあ、なんか楽しそうでしたけれども。

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