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百億の昼と千億の夜 少年誌の奇跡 景気がいいと、こんなこともできるという見本

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名作です。

もう、ホントに不朽の名作ですよ。

原作は光瀬龍。正直読みづらい本です。

でもね、これ読んでしまうと、

後戻りできないです。

その難解ともいえる世界を、

萩尾望都が、漫画化してしまったわけです。

 

なんでしょう、この力量。

当時、読者はついていけたんでしょうか。

正直無理だったと思うんです。

これね、1977年ごろに

少年チャンピオン」に連載されていたわけです。

巻末のほうに、ちょろっとね。

いやはや、すごい時代です。

 

それがどれだけクレージーかというとですね、

連載当時「ドカベン」とか

がきデカ」とか

マカロニほうれん荘」とか同じ雑誌に載ってんですよ。

少年ジャンプを超えるところまで行ってたんですよ。

今からは想像できませんけどね。

ところで知ってます?「マカロニほうれん荘」?

 

マカロニほうれん荘全9巻 完結セット (少年チャンピオン・コミックス)

マカロニほうれん荘全9巻 完結セット (少年チャンピオン・コミックス)

 

ぶっ飛びましたねえ。

アナーキーで、勢いがあって、

新しい世界が広がる可能性に満ちていましたよ。

 これと、「百億の昼と千億の夜」が同じ雑誌に載ってたわけです。

ブラックジャック」とかもこのあたりですね。

 

景気がいいということは、

こういう、儲からないだろうけれど、

実に面白いことをやれる時代のことを言うんでしょうねえ。

不思議なことに、こんな現象はバブル期には起きていないので、

あの時代は景気が良かったわけではないのでしょう。

 

今の時代もそうですね。

株価が上がり、仮想通貨で「億り人」がいくら出ようと、

あまり面白いものが出てきませんからね。

実は、イケダハヤトさんに期待してんですけど、

いまいちですよねえ。。

ドメスティックすぎますねえ。

まだ仮想通貨持ってないの?

 

彼は、頭が良すぎるんでしょうねえ。

もったいないですねえ。

もっと、唸るようなばかばかしいこと、

ひそかに期待させていただいてます。

 

さて、この作品です。

光瀬龍の原作も読んでいますけど、

私は漫画版の方が、さらによくできていると思います。

 

百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)

百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)

 

 なんとなく、キリスト教ってカッコイイと思っている人いますよね。

読ませてみたいです。

キャンと言わせたいのではなく、

この世界観に対する感想を聞きたいのです。

 

主人公は阿修羅王

このあたりでかなりぶっ飛んでます。

その脇を抑えているのが、釈迦とプラトン

敵対勢力として、帝釈天ナザレのイエス

 

なんか、すでにどんな物語か、

想像できないでしょう?

また、ここで出てくる「阿修羅王」が、

微妙にカワイイという。。

でも、萩尾望都ですから、萌えではないわけです。

念のために書いておきますけど。

 

全体としては、ホントにハードな世界なんですね。

読後感は、鈍色の空が降ってきそうな、

どうしようもない気分に襲われますよ。

それの感覚が、単にやるせないとか、

そんな甘いもんじゃないわけです。

 

これにやられると、一生影響を受けること間違いなしです。

光瀬龍も、よくこんなことを、活字で表現できたものです。

こういうの読むと、かつての日本にあった、

「知性」というものが、確かに現在では滅んだと実感できます。

 

今から考えてみてですけれど、

社会に、未来への期待があるときにだけ、

こういう「文化」は開くのかもしれませんねえ。

どらえもんに汚染されなかった世代ってのが、

最後の日本の理性のきらめきだったのかもしれません。

 

私の世代はどうでしょうねえ。

どらえもんはやってましたけど、

なんとなく、もっと小さな子供相手の絵空事だった気がします。

桃太郎と同じ次元でね。

だって、「のび太」があんな気楽に過ごせてるなら、

彼は実は相当なボンボンですよ。

これはサザエさんとこもそうですね。

 

しっかり、その頭がこういうのを理解できるうちに、

読んでおくべき本だと思いますよ。

 

パトロンってのは、投機じゃないです。ただの道楽でないとね。パトロン気分でクリック!)

 

トーマの心臓 (小学館文庫)

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11人いる! (小学館文庫)

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