CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。少しもの知りになれるかもです。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

神戸元町物語 歴史は常に酒場の隅に 大番

f:id:gemini-yahata:20171110134407j:plain

あんな街ナカにあるのにネットに全く情報がありません。

これはこれで、凄いことです。

 

という事はですよ、少なくともグーグルが検索できる範囲の世界で、

私が初めて言及するってことなんでしょうか?

 

ね、こういうことあるから、

ネットの世界だけで、現実を見ちゃいけないんですよ。

 

大丸の直ぐ側にある、

50年以上の歴史あるバー、「大番」をご紹介します。

 

 

場所は、大丸の北側。

フレッシュネスバーガーに向かう角を曲がり、

すぐの二階です。

 

初めて入ったのは、何年か前。

来客と食事したあと、流れていったバーが、

珍しく満席だったので、なんとなく入ったわけです。

ちょうど、雨が降ってきて、雨宿りも兼ねて入ったわけです。

 

いやあ、びっくりしました。

70前くらいのママさんが一人でやってらっしゃるんですが、

まあ、このママが面白いわけです。

山岡すみさんと言われるのですが、

生まれも育ちもあの辺りです。

子供の頃に60年安保、学生時代に70年安保、

バブル時代に、リーマンショックと、

全て見てきているわけです。

 

しかも、すんごいお喋り好きなわけです。

今回写真を用意できてないんですが、

見た目も迫力あるわけです。

 

お店は狭い階段を上がった二階です。

店内も、何も凝ったところはありません。

最近は客が減ったらしいので、お酒もあまり置いてないんです。

もちろん、若い女性なんかもいないわけです。

 

でも、客がついているわけです。

私もその一人ということになるわけですが、

もう、ママさんの人柄というか、キャラ以外に理由がないのです。

 

トップ写真を御覧ください。

このデザインは、洒落ていると思いませんか?

元は「大番」という、おでん屋であったそうで、

それをグラフィックデザイナーでもあった、

ママさんのお父様が手書きで決めたものだそうです。

 

ママさんの語る「神戸」は、私の知らない神戸で、

ママさんの語る「70年代」は、私は知らない世界なのです。

その古の世界を、お酒を飲みながら聴くのは、

まるで、異国の話のようです。

 

いろんな意見をネットで発信できる時代です。

いろんな体験談、情報、意見が、溢れています。

しかし、私たちは「人の声」を聴くことを忘れていたのかもしれません。

時には実に古臭い話も、もちろんあります。

しかし、同時に、かつての日本人が、

いろんな思いを持って疾走していたことも、

これまた事実なのです。

 

ママさんの体験が、

当時の日本人全員の総意ではないでしょう。

ただ、一人の女性が、陽気に語る物語には、

底抜けに明るく、底なしに闇は深く、

いろいろ思うものがあるわけです。

 

居酒屋でもなく、カフェでもなく、

いわゆるバーでもない。

こういう店は、そう遠くなく消えるのだと思います。

 

偶然の雨。

偶然の出会い。

偶然の会話。

 

この偶然というものに身を任せるのは、

今では難しくなってしまいました。

 

でもね、いいものですよ。

それには、多少の経験値が必要かもしれませんけれど、

ジムビーンで作った、バーボンソーダが、

見事に美味しく。

訊けばやはり、ちゃんとバーテンダーとして、

修行もされていたとのことでした。

 

(こんなお店もいいなあ、と思う辺りが元町ぽいと思います。そこでクリック)

 

 

バーボンウイスキー ジムビーム 700ml

バーボンウイスキー ジムビーム 700ml