CHUFF!! チャフで行こうよ。

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ロックマガジンという雑誌がありました

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阿木譲さんという人をご存知でしょうか?

元々は、実はアイドル路線だったことは知ってました。

私が彼を知った頃、

とにかく尖っていたんですよ。

 

今回Wikiで略歴を初めてみました。

ああ、そういう流れだったんですね。

阿木譲 - Wikipedia

まさか、舟木一夫の流れとは。。

 

彼が発行していた雑誌が、「rock magazine」なわけです。

 

ウブな十代に、この雑誌の影響を受けた人は、

まあ、多くは常識的な道を踏み外したことだと思います。

かく言う私もそうでした。

 

どんな雑誌だったと思います?

 

 

今も、ヤフオクだとかでは、結構いい値段がついてますね。

当時いくらくらいだったでしょう。

1000円前後だったのではないかと思います。

 

ペラペラの紙に、荒い印刷。

分かるような分からないような話がてんこ盛りで、

基本的には、メジャーなポップミュージックを

とことん攻撃していました。

 

あの雑誌に出会わなかったら、パームスを知ることもなかったかと。

パームスというのは、後のクラブQOOになってゆくんですが、

日限萬理子と言う女性が、アメ村に作ったディスコというか、なんというか、

説明の難しいお店です。

こちらにくわしくでています。

アメリカ村のママ 日限萬里子

アメリカ村のママ 日限萬里子

 

 

この人がいた時期のミナミは、

かなりハイセンスに成立していた時期もあったように思います。

カッコいいマネタイズを成立させる、イカしたマダムでした。

 

そんな世界からやってきた阿木さんの攻撃的な文章は、

ダサいものに辟易していた、ティーンの一部のカリスマとなっていきます。

当時どういうものが流行っていたかといいますと、

1978年前後としますと、日本では

 

nendai-ryuukou.com

なんと、ピンクレディーの「UFO」なんですね!

矢沢永吉が、ヤンキーのカリスマとなり、

中島みゆきが、メンヘラを新しいマーケットにし、

ジュリーが「サムライ」で絶頂期にあったんですねえ。

 

洋楽ではどうでしょう。

洋楽って言葉自体、とっくに消えていますけども。

 

ビリー・ジョエルビージーズは、ちょっと洋楽なんだけど。。

なんか当時の「洋楽」という言葉とはマッチしないなあ。

なので他のソースを探します。

 

nendai-ryuukou.com

 

なんか、凄い切ない展開になってきました。

チープ・トリック、ボストン、ジューダス・プリスト、キッス。

まあ、今も現役のおじいちゃんロッカー。

彼らが若い火花をちらしていた時に、

 

それらをひっくるめて

 

OLD WAVE

 

と言い切り、カッコわるー!と宣言したわけです。

阿木さんが。

で、彼が推していた音楽を記憶の中から探してみると、

More Songs About Buildings & Food (CD + Dvd)

More Songs About Buildings & Food (CD + Dvd)

 

これとか。

 

テクノポップ」と言う言葉を、

初めて使ったのも阿木さんだと言われています。 

人間解体(ザ・マン・マシーン)

人間解体(ザ・マン・マシーン)

 

 

私はそのインプレが書かれたロックマガジンを読んで、これ買いました。

今のPVの大元である形を作ったのはこちらの映像。

www.youtube.com

今から観ると、古臭い特撮みたいに見えますが、

衝撃的でしたね。

なにせ、少し前までロックと言えばこういう感じだったんですから、

www.youtube.com

今から聴くと、こっちのほうがかっこいいんですけど。。

まあ、当時はこの流れがすでにダサく見えていたわけです。

 

セックス・ピストルズはすでに解散し、

クラッシュは今ほど崇拝されず、

パンクが数年で古臭いものになっていったわけです。

 

ですので、今時国営放送が「パンクフェスティバル」とかやってるのは、

シド・ビシャスへの侮辱じゃないのかな、とさえ思うわけですが。

こういうのもあるんですねえ。

www.youtube.com

 

もうね、こういう空気が嫌だと、言い切ってくれたんですね。

阿木譲さんは。

 

「パンクは80年代には、ただのポップミュージックだ」、とも言いましたし。

「ロックというものは、ロックンロールを意味しない」とも。

新しいもの、本当の本物、それら全てがロックだったわけです。

そうなると、こういうのも入ってきます。

Y(最後の警告)

Y(最後の警告)

 

 とか、意外なところでは

とかね。

 もちろん、このあたりも。

クローサー

クローサー

 

 もちろん、ザッパなんかドがつくストライクです。

Sheik Yerbouti

Sheik Yerbouti

 

 

とにかく、カッコイイのじゃなきゃダメ!

 

そんなこと言われたら、十代は本気にしますからね。

ユーミンが長者番付の常連になる頃、

かなり歪んだ音楽遍歴をもつことになるわけです。

 

今もいろんな音楽に耳を傾けられるのは、

その頃の影響が多いかもしれませんね。

今から考えると、かなり問題のある人だったでしょうけど、

私は気にしませんよ!

 

「大衆化は常に退化だ!」

確かにそう思いますね。

 

ところで、阿木さんのヴァニティー・レコードから出た、

アーント・サリー

ヴォーカルのフューさん。

 

ameblo.jp

お孫さんいらっしゃるとか聞きましたけど、本当ですか?

神戸女学院だったんですね。。

もう、誰もついてこれなくなるネタになってきましたね。

 

(時は無情に、ロックをクラシックにしてゆく。もっと毒をもたなきゃね!そこでクリック!)

 

Heart & Soul

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Rage Against the Machine [12 inch Analog]

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ドゥ・イット・ユアセルフ

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