無口な主と愛想のいい女将。
そして二人は常に喧嘩している。
主は無口ながら女性には優しい。
女将は主以外には常に笑顔。
あるようでないような、典型的なラーメン屋。
魔境モトコーの入り口にある、ちょっと入りづらいお店。
淡水軒のお話です。
ここねえ、場所は分かりやすいですよ。
元町駅の西口を南(浜)側に出て、右に行くとモトコーです。
その入口の、三角地帯のような場所。
そこにあります。
主は伊集院静みたいな顔をした、
シブイにも行き過ぎな感じのオヤジです。
こんな感じ。
この伊集院静は笑ってますけど、オヤジは笑ってません。
女将さんは、田中裕子みたいかなあ。
入り口は二箇所ありますけど、
モトコー側からのほうが入りやすいですよ。
写真は撮ってもいいんだと思います。
実際撮ってる人もいますしね。
でもね、なんか気まずいんですよ。
オヤジの視線がね。
睨んでんのか、そういう顔なのかわからないですけど、
こうやって観てくるんですよ。
ですので、写真は拾いもので失礼します。
ラーメンは非常に澄んだ味の、とても淡白な印象です。
女性にも好まれる味だと思います。
この店は、焼き餃子よりも、水餃子が美味しいと思います。
大丈夫な人には、豚足も美味しいですよ。
ここの豚足は、丸玉食堂と人気を二分しているでしょうね。
お店は狭いですよ。
カウンターのみで、4畳半あるかないかというところです。
それとですね、これは女性限定で、お店が暇な時にですが、
オヤジに恋愛相談するのがいいらしいです。
返事は常に決まってます。
「そんなん、知らんがな〜!」
その後、オヤジの人生訓が最低10分は続くらしいです。
まあ、私は聞いたこと当然ないんです。
でも女性からはよく耳にします。
いいんじゃないんですかね、氷雨の日とか。
水餃子を突きながら、高架下のけだるい空気の中、
行き詰った悲しい恋の話とか。
で、最後は。
「とまあ、よくは知らんけどな〜」
で終わるそうです。
オススメです。
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