さあ、やっと最後のところに来ました。
本当は言い出せばきりがないのですが、
一応プラグまでやれば、まあ大丈夫でしょう。
ベルト類は、初心者は触らないほうが賢明です。
気になる音が出ていれば、車屋さんに行きましょう。
ベルト関係は、いろいろ覚悟しなくても大丈夫なものです。
安心して、早めに行ってみましょう。
プラグをは外すということは、
微妙にエンジン内部とつながるってことです。
いろいろ、注意しましょう。
焦らず、落ち着いて、たっぷりと時間をかけて。。
ロマンチックに、ヌルヌルに。。
えっ?
当たり前じゃないですか。
手際がいいのはいいですけど、焦ったボーイはノンノンです。
さて。。。
まずおさらいです。
きれいになったエンジンとはこうなっています。
この赤い線の、エンジン側の先に刺さっている物体がプラグです。
この線、プラグコードといいますが、
いろんな色のがありますので、赤とは限りませんよ。
この場合は赤ですけど、最初はたいてい黒です。
赤い線を外します。
この、白い突起がプラグですね。
これを外すと、穴が開きますから周囲のホコリを吹き飛ばしておきましょう。
PC用とかのエアダスターが便利です。
ちょっとホコリと飛ばすくらいなら、これで十分です。
私が使っているのはこちら。
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なんでもいいと思いますよ。ちょろっとだけですしね。
車屋さんみたいに、ずっとコンプレッサー回してたら、
一般家庭は自治会で孤立しますよ。
では外してみましょう。
手袋はしたほうがいいでしょう。
この時に使うのが、プラグレンチです。
プラグによって、サイズがありますから、注意しましょう。
エンジンによっては、奥行きも必要です。
ここで、基本的なことですが、特殊な場面を除き、
時計回りで締まる。反時計回りで緩める。
「の」の字で締まるという基本はお忘れなきよう。
固く締まっているときに、回す方向を誤ってさらに締めると、
悲劇発生の可能性大です。
昔々、私はその悲劇を経験しております。
初心者は注意です。
ではやっていきます。
っと、
はずれないいいいい!
だれだ、ここ締めたバカは!
ああ、あいつだ!
あいつの工場で、ついでにプラグを換えたんだった。
後輩なんで、ついでにやらせた俺がバカだった!
あのボケェ!!
お見せできないやり方で、プラグを外しました。
真似されると、それは失敗の確率が高すぎるので、
ここには不掲載とします。
さて。外したプラグ。
正直、最低ですね。。
ごめんよー、ジュリア。無理させてたね。
しばらく忙しかったのと、夏場の環境の関係もあると思います。
しかし、こういう真っ黒なのは、最低です。
交換してもよいのですが、今回は磨いてみます。
使うのは、こちら。
ワイヤーブラシにもいろいろありますけど、
プラグに使うなら、真鍮のがいいと思います。
パーツクリーナーで油分を取った後、黒い部分を磨いてゆきます。
やはり、このクリーナーいいですよ!
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すると、こうなります。
かなりきれいになりましたね。
上の写真と見比べてください。
仕上げの時に、CRC5-56で磨いてます。
こういう場面で使うといいですよ。
きれいに仕上がります。
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キレイにはしましたが、次に外すときは交換すると思います。
ワッシャーがつぶれてたからね。あっぽけな後輩のせいで。
さて、作業を続けます。
私はここで、これを使います。
耐熱温度が1100度のカパーグリスを、プラグのねじ山に塗布しておきます。
ねじ山についている、茶色い物体がそれですね。
これは、銅の粒子が入っているわけです。
これはオイル屋さんの山本さんに勧められました。
確かによい商品です。
大量に使うわけでもないですが、
持っておいて損はありません。
バッテリーの電極とかにもいいですよ。
銅粉で通電性ありますから。
山本さんとこで通販もしてます。
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耐熱度が高いので、密閉度も高まりますし、
熱によってかじりつくこともありません。
以前は普通のグリスを塗ってたんですが、
外すときにはすっかり消えていました。
燃えたか、吹き飛んだか、揮発したかでしょう。
これは、しっかり残りますね。
このカパーグリスは、ブレーキパッドの鳴き止めにも使えます。
ブレーキしたときに鳴るキーキー音のことですが、
この記事が参考になる方には、そこを触るのはまだまだ先の話でしょう。
耐熱温度が高いので、垂れてこないのです。
普通のグリスだと、溶けて垂れてきて、ブレーキディスクにつくと、
一気にあの世に急加速しますよ。
ここでは、「へえそうなんだ」くらいの知識でかまいません。
通常は、パッドグリスというのを使うのですが、
少量しか使わないので、買うのはもったいないんですね。
(こういうの役に立つ人で、そもそも旧車乗りいるのかな?それはそれで怖いけど、そこでクリック!)