CHUFF!! チャフで行こうよ。

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Cool の意味

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「クールだな」

今や日本語でも普通に言いますよね。

 

昔は、動じないとか、冷たい印象でしたけど、

今は「カッコいい」もの全般に使いますよね。

 

「COOL」の反対は「HOT」になるわけですが、

実は、同じようにカッコいいという意味でもあります。

どこがどう違うんでしょう?

 

 ほんと、どの世界にも専門家はいるもんですよ。

ちょっと感動しますね。呆れもするんですが。。

 

その参考文献はこちら

クール・ルールズ

クール・ルールズ

 

クール、cool について、真剣にルーツを追っかけています。

以下概略を。

 

 

クールとはなにか?

これ、イメージは掴めますけど、

言葉で定義するの難しいですよね。

でもそこは専門家。

明快に言い切っています。

 

権威に対する反抗を示すためにとる敵対姿勢である。

つまり本書は〈クール〉を個人的反抗の永続的姿勢だと考える。

 

なるほど!明快ですね!

特に「永続的」ってとこが

ポイントですね。

 

この本で書かれている内容で

勘違いしないで欲しいのは、

その「権威」というものは、

私たちが通常考える「権威」ではないんです。

 

何かが流行っている時、

それはすでに「権威」なわけです。

ですので、ルーズな着こなしが

流行っている時、

スーツで真夏を過ごすようなことは、

「権威」への反抗であって、

けっして従順なわけではないのです。

 

まあ、そうですよね。

クールビズなんかお役所が決めたことですし。

ブラック系の着こなしなんか、

すでに権威的じゃないですか?

 

出来上がってるというか、

こうすりゃB系てきでしょ?みたいなね。

今時、髪の毛を七三にパキッと分け、

グレーのスーツでネクタイも緩めない、

 

ってのは、かなり反抗的です。

 

今の時代にプリウス

決してクールじゃありません。

でも、1970年頃に

プリウスを考えるのなら、

それはクールかもしれません。

 

なんとなく、伝わります?

 

こういうことを、

長々と書く態度も反権威的なわけですね。

 

好きとか嫌いとかは、

この際無視します。

 

クールの起源 

アメリカでは、

どこが起源かというのは、

かなり論争があるようです。

 

1930年代のジャズクラブで、

煙草の煙が立ち込めすぎた時、

窓を開けて「クール」な風を

入れたことから、その時に流れた

ジャズをクールと呼ぶようになった

とも言われているようです。

 

語源はともかく、

クールは、「良い」

と言う意味ではありません。

 

かといって、「悪い」

を意味するわけでもありません。

 

でも何となく思う、

「クール」のイメージはどこから発生したのでしょう?

 

本書の内容によれば、

 

なんとアフリカ!

 

じっさいにホットな土地から

来たことになっています。

 

では、なぜアフリカと

言えるのかを、読み進めます。

 

クールの概念は

20世紀に確立したものですが、

それはアメリカ文化の蔓延によって、

世界に広がったといえます。

ではアメリカで

「クール」であった人は誰かというと。。。

 

 

どうも黒人奴隷の精神のあり方にあった、

という立場を著者は取ります。

 

このあたり、ちょっと白人の

思い込みが入っているようにも思うんですが。。

 

ほぼ同じ概念を、

西アフリカのヨルバ族とイボ族に

見られるそうです。

 

それらは、「抑制と品性」を

信奉する考えだそうです。

仮面のような動じない世界であり、

悪意がみちていない、

良いことだけが起きる

精神状態でもあるようです。

 

たとえホレボレするような美男子で

水の中の魚のようないい男であろうと

その中に品性がなければ

ただの木偶の坊にすぎない

 

ヨルバ族に伝わる詩だそうです。

 

まあ、確かに考えてみればそうですね。

クールです。

 

この概念と、

ヨーロッパルネッサンスにあった

スプレッツァトゥーラ言う概念がミックスし、

ピューリタンと足して、

アメリカで花開いたらしい。

と書いてあります。。

 

スプレッツァトゥーラとは、

 

難しいことをやってのけたときも、(実際の努力を隠す方法に熟達することで)あたかも努力などしていないかのように振る舞うための修練

 

 

だそうです。

 

ああ、なんとなくわかりますね。

ジャズマンとかそうですもんね。

サラッと。

オシャレさんもそうですね。

サラッと。

日本の職人さんとかもそうですね。

サラッと。

 

隠すための技術も

熟達した上での話ですけどね。。

 

ちなみにこの、

スプレッツァトゥーラとは、

ダンディズムと深ーい関係にあります。

 

この話は、いずれまた。

(追記 ここで書きました 2017/9/17)

chuff.hatenablog.com

 

アメリカの特殊事情

とはいうものの、

ものはそう簡単ではありません。

ベースには、どうしようもない

歴史があるのです。

 

これは、黒人奴隷への

激しいアンビバレンツなものでしょうねえ。

 

避けて通れない問題ですし、

実はアメリカ独立の頃、

その前のまだ初期以前から

奴隷禁止は散々言われてたんですよ。

 

しかも、奴隷で大儲けしている

農園主たちから。。

 

もう、わけわかんないでしょ?

 

しかも、黒人への性的なイメージも激しい。

ちょっとあれは、日本人にはわからない感覚ですね。

 

ですので、公民権運動が1960年代に

急に盛り上がったわけではないんですね。

リンカーンの生まれる前から、

奴隷解放論者は結構おるのです。

その代表は、あのワシントン!

The Man of America !

革命の剣 ジョージ・ワシントン(上) (アメリカ人の物語)
 

 

 

それと、白人が黒人に対する、

なんとも言えない感覚の中で、

音楽のブルースが

抱えた部分は無視できません。

 

アメリカ人にとっては、

童謡のようなものであります。

それに「白っぽい」ものは、

ブルースとは呼ばれないわけです。

ホンキーはブルースじゃないわけです。

 

では「黒っぽい」感じとは

何かと言うと、

ちょっと不思議な矛盾に

満ちた表現なわけです。

 

ここで、黒人奴隷に

伝承された2行詩を二つあげます。

ブルースとして歌われると

動画みたいになります。

 

やさしい心の女をものにした なんだってやってくれる

そんな悪い女どもはさ、俺の好きにはさせてくれないもんだ

www.youtube.com

 

 もうひとつは

 

おれは悪魔とならんで歩いていた

おれの女を気のすむまで殴りたい

 

www.youtube.com

 

かなりキテるでしょ?

こういうのが「黒っぽい」つまり、

複雑な「クール」になってゆきます。

 

それを、白人が「クール」と感じたわけです。

普段は、教会で

祈りをささげている系の方々がです。

 

なんというか。。

 

そして、クールとワルが

いっしょのイメージになるのですが、

 

それにもちゃんと訳があるのです。

 

ワルはクールで、正直じゃないとつとまらねえ!

アウトローになるには、

仲間が必要になります。

なにせ法の外で生きるのですから、

信頼できないと一発アウトです。

 

そこでですね、

仲間かどうかを見抜くために、

そいつの本音を聞き出すわけです。

お酒とかドラッグで、

グラグラになっても、

「クール」でいられるかを。

 

こりゃすごいことです。

 

「あれはお酒の上でのことだから」

 

は通用しません。

お酒の上のことだから、

本音だと考える文化です。

 

ですので、普段から

正直でないといけないんですね。

無理しても、

バレテしまうわけです。

 

つまり、最初から

ぶっ飛んでて、

かつ落ち着いている

人だけが仲間と

 

正直者でないとというのは、

ワルぶっても

無理だってことなんですね。

 

確かにこの本の中にも、

そういう描写が

かなり細かく書かれています。

 

ヘルズ・エンジェル―サニー・バージャーとヘルズ・エンジェルズ・モーターサイクル・クラブの時代

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やがてそのことにも

慣れてしまいクールじゃなくなります。

そして欲望を垂れ流すのがクール、

と言う時代に入ります。

ロックスターが、

バリバリ死ぬのはこの頃ですね。

ですが、まだ暴力は

表面的には隠れていました。

 

次に、暴力を垂れ流すほうが

「クール」な時代がやって来ます。

 

こうなってくると、

実際のワルと、

イメージのワルが混同しているのか、

はたまた一緒なのか

わからなくなっていきます。

 

このあたりに、

ロバート・メイプルソープとかが

いるんでしょうね。

chuff.hatenablog.com

 

そして、この「分からない感じ」を、

冷静に受け止めて、

かつ、カッコよく

落ち着いているってのが、

今の「クール」って

ことになりますね。

 

まとめ

かなり端折ったんで、

最後はグダグダでしたけれど。。

まあ、興味のある方は、

読んでみるといいと思いますよ。

最近思うんですが、

ラップとか、

あれは仏教のような気がするんですよ。

 

仲間が死んでも関係ねえ

オレは生命をおしまねえ

誰の生命もおなじもんだ

ハジキ一つでカタはつく

 

とか、もうお釈迦さんの

世界だと思うんですね。

だとしたら、十字架で

御大層に貼り付けられたイエスより、

菩提樹の樹の下で座る

お釈迦さんの方が、

確かに「クール」かもね。

 

(やっぱ、これ長いわ!こういうのあんまり需要ないよね。。ご褒美にクリック!)

 

クールの誕生

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テイク・テン

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