男、昼目から覚めたら、突然オートバイに乗りたくなった。
彼の名は「青陽舎」さん。
略して青さん。
ついに、決めなければいけない日です。
いってみましょう!!
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卒検を翌日に控えた夜。
全く眠れません、、
ということはなかったです。
いつもより少し早めに布団に入り、
いつもより多く寝返りを打っているうちに、
夢の中でした。
私はそもそも朝が早い。
仕事の都合でいつものことなんですが、
それにしたって、目が醒めるに、
2時過ぎってのは早すぎます。
目覚ましも陽の光も、なにもなくてふと起きる丑三つ時。
そして、何処かへ走り去っていく睡魔。
ふふ。
やっぱり緊張してんですね。。
検定開始時刻が10時30分でしたが、
私はすでに8時間起きていました。
何なら少し眠くなるぐらいの時間です。
気合をぐるぐる空回りさせながら教習所へ。
到着すると、受付に列ができておりました。
この日実施される全ての卒業検定受検者は、
最初に同じ場所へ集められて説明を受けるようです。
「第三教室へどうぞ」
貼り付けたような笑顔を浮かべたお姉さんが、
マニュアル通りの対応で受検生を次々にさばいていきます。
私も受付を済ませ、第三教室へ。
自分自身を含め、階段を登った先にある教室へ向かう人々は、
一様に表情を固くしています。
私にはたしかに見えましたな、緊張の糸が。
ありゃあ、ピンピンですな。
教室に入ると結構な人数が座っており、
その全員がピリピリしておりました。
緊張の糸でペルシャ絨毯ができそうな雰囲気です。
教室に満ちているのは、耳が痛くなるような静寂。
時折、波紋のように誰かの咳、そして重い静寂。
私はただでさえ緊張しているんです。
ちょっと手が震えているぐらいに。
釣り上げられた深海魚のように、
胃がひっくり返って口から出てきそうになってきました。
もうこんな静かな場所はたくさんだ!
さっさと説明を始まればよいのに!
とイライラしておりますと、
事務のお兄さんがやってきて書類を配りはじめました。
ここで頭をよぎる嫌な予感。
「出席確認と、受験番号の発表を行います。名前を呼ばれた方は返事をしてください」
私の名前が呼ばれ、受験番号が発表されました。
そこにははっきりと
「1」
うーむ。。
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ヒリヒリしてますよね。
いやあ、この吐きそうな静寂。
お盆に緩んだ精神に、喝を入れましょうよ!
それにしても、吐きそうなこの感覚。
いいですねえ。
勿論、これからが本番です。
(明日は敗戦の日、勝負はどっちだ!そこでクリック!)