CHUFF!! チャフで行こうよ。

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CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

偉大なるレーサーと、ガチでツーリング! その2

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 その1はこちら

 

chuff.hatenablog.com

ほんとね、カワサキが男らしいとかのイメージあると思うんですよ。

あれ、違いますからね!

あれは、清原さんのことですよ!

カワサキブランドは、清原さんが作ったようなものです!

 

さあ、大人の本気ツーリング第二弾です!

 

 

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当日の朝、先生のお店プロショップキヨ前に集合したのは、先生を含めて5人。

あの大河ドラママン島物語」の、

焚き火の男もその一人である。

 

まずはハーバーハイウェイにのる。

さすがは先生である。

意味なくウケるためだけに、時々ウィリー走行をする。

湾岸高速に抜け、阪和道の紀ノ川SAまで移動。この間は手加減無しである。

先生は意外にゆっくりである。

まだ意地にはなっていない様子。

社会的なモラルがまだこの時点では働いていたようである。

とはいうものの、後続車とあまりにペースが違うので

逸れてしまうとやっかいだし、途中で速度を落としてみる。


と、後ろからハイビームがえらい勢いで迫ってくる。

「おお、来たか先生、待ってたドン」

などと叫びながらアドレナリンを充填してゴルゴ的気分になっていると、

迫ってくるのはなんと、別の友人。

奴は待ち伏せていたのである。

けなげな姿勢である。

俺達同世代(60年代生まれ)のみが共有できる先生への敬意の賜物である。

 

阪和道への合流で、しばし煙草など吹かして先生を待つ。

先生は到着したが、明らかに悔しそうである。

先生はせわしなく煙草に火を付けながら

 

「ええ天気やなあ!ツーリングやで、ツーリング!、うわっはっはっは!」

 

大人である。さすがは先生である。

遅れてきた若者は俺達に気づかず通りすぎる。

我々オッサン一族もおもむろにメットを被りスタートする。

若者を後ろから突然追い越し、驚かす気分が皆満々である。

程なく若者に追いつき、ギリギリの幅で追い越しするのはお約束。

しかも俺達だけじゃなく、先生までもがやっている。

 

実に大人げない。

 

車の数が増えてくると、先生はここぞとばかりに、とばし始められる。

先生にとっては側道は三つ目の車道なのである。

追い越し車線から側道に一瞬でワープして、俺の前に出てはるのだ。

さすがは先生である。

常在戦場、上等です!でOKなのですね、先生!

もちろん、俺も友人も異論なし!

 

と言うわけで、それなりの快走ペースであっさりとSAに。

って、先生のバイクノンカウルだし、普通のヤッケみたいなの着てるし、

足下はスニーカーだし、2OOは軽く超えてるし。

大人である。さすがは先生である。

 

「和歌山は近いのう!あっと言うまやのう!」


さすがは先生であるなあと、脳内で思うことにする。

 

さて全員揃ったところに、

海南東出口で炎天下で待っている和歌山合流組から連絡が入る。

こっちは日陰と冷たいジュースがあるので、

 

「ごめんね、もうちょっとかかりそう」

 

などと嘘こきながらダラダラする。

ほどなく出発して、逸れないようにちんたら高速を走る。

高速を降りたところで合流。

ここで、新たに5名が、半ば熱射病になりながら待っている。

あきらかに不機嫌で顔が怒っている。

が、しかし、先生を紹介するとニコニコである。

先生もそれに応えて

 

「どーもー、キヨさんで~~~~~す」

 

さすがは先生である。

テンションも全開である。

でも、そこまで叫ばなくても先生は有名人ですから・・・。

 

さて、今回はすべて予約してある。

昼食はクソ田舎の風流なそば屋である。

しかもごり押しで入れた予約なので、パシリな俺は皆をせっつかせて出発。

海南高原から金谷町に入り、清水町まで走る。

先生はやたらとトイレに行きたがる。

大人である。さすがは先生である。

あらゆるものが速いのである。

 

所々で先生のウィリーなどを拝見しつつ、そば屋に到着。

予想よりもシブイ建物だし、飯もお茶も美味いのである。

そもそも昼食に予約などいれることになったも、とある日に

 

「俺はグルメやからな!昼飯は美味いもんでないと喰わへんからな!」

 

と先生が宣まわられたので、そうなったのである。

何度も言うが、俺は今回パシリである。

ちょっとやそっとではキレナイノデアル。

皆が意外な顔をするほど、俺は今回完璧なパシリをする予定である。

 

んで、先生はその店の中に何故かしら置いてある、

男女が立位で合体した彫刻に、異様な関心を示される。

 

「この尻は外人やな!それにしてもこれでは挿入できてないやろ!
なんであるにゃろうなあ!ワッハッハッハ!」


店は満員である。趣のある店に先生の声が響く。

大人である。さすがは先生である。

そして俺達も大人である。すかさず

 

「きっとめっちゃ長いチンチンなんですよ、ワッハッハッハ!」

 

とつっこむのが礼儀なので、実際にそうしたのである。

なにせ相手は伝説のライダー、ミスターカワサキである。

大人は礼儀を欠かないものである。

 

たとえそれが周囲の冷たい視線に晒されることになってもである!

 

理由は、それが大人というものだからである。

そうでしょ、ママン?ボク間違ってないよね?

 

さて、ここからは本格的な山超えなのだが、

先生はいたくお気に召したようで写真を撮ろうと。

 

「ええか、せーので『チンチン』って叫んでニコーッとするんやで!よっしゃ、いくで~~~~~!」

 

大人である。さすがは先生である。

そしてガラの悪いオッサン達は野太い声で

 

「チンチ~~~~ン」

 

と山間にこだまを響かせる程に雄たけびを上げたのである。

 

理由は、それが大人というものだからである。

そうでしょ、ママン?

 

この頃になると、先生は「ゆっくり行こな!」が口癖になっているのだが、

誰も既に信じなくなっている。

しかし、先生の本当の凄さはこの後龍神スカイライ
ンで初めて知ることになるのだった・・・・。

 

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真のレーサーの側で呼吸していると、

うつってくるんですよ、そのスピリッツが。

レーシング・スピリッツがね。

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そしてね、こっちもドンドンクズになって平気になっていくんですよ!

でもね、明るいんですよ。

周囲の人も、苦笑を含めて、みながゲラゲラ笑ってる。

 

なんか、すごいですよ。

その暴力的な感染力。

 

続きます。

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(見てられんな、と思ったそこのアナタ!見なくていいので、グッとクリック!)

 

 

カワサキZの源流と軌跡(特別限定版)―Z1/Z2の誕生とその展開

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