ご存知ですか?
とても簡潔に上手くまとめていると思います。
なかなか、よく分かってらっしゃる。
バウハウスは、いろいろあったとは思いますが、
ドイツ文化に、もっと言えば近代美術に、一撃は入れたでしょうね。
個人的には、そんなにいいかなあ、という気がしますけど。
これは、コルビジュなんかもそうです。
そんないいかなあ?
いずれにしろ、バウハウスのその感覚は、ドイツ人の合理性とマッチしていたわけです。
現在ベルリンにお住まいの、ミヒャエルさん。
彼は自分で「極普通のドイツ人だよ」と言います。
でも、本当なんですか?って話があるのです。
それは、冷蔵庫に貼るマグネットの話を聞いたからです。
日本でも、何かのメモとか、忘れちゃいけないこととか、
冷蔵庫にマグネットで貼るでしょ?あれについてです。
適当に百均で、とはいかないわけです。
「では、今度購入するマグネットについて話し合います」
「まだ、わたしの意見は固まっていません」と奥さん。
「何用かが分からないと、意見を言えません」と子ども。
「では、明日の夜までに、意見をまとめておくように」
翌日
「では、みなの意見を各自5分で話して下さい」とミヒャエル
「予定では、冷蔵庫は再来年あたりに買い換えるので、その際でいいと思います」と奥さん。
「僕は、目立つ色であれば、役に立つと思います」と子ども。
全員でネットで検索。
「意外と無いものだな」とミヒャエル。
「フォントやカラーにピンとこない」と奥さん。
「無理して買うこともないよ」と子ども。
そして、二ヶ月後にこれだ!と思うものに出会ったミヒャエル。
早速購入して、冷蔵庫に貼り付けましたが、家族は不満で却下されます。
「それは共有できないね、お父さんの個人的なものに使って」と子ども。
最終的には一年を要したらしいのです。
マグネットでこれですから、車とかになるともう大変です。
この時初めて知りました。ドイツ語にはこの言葉がないんです。
「まあ、ええんちゃう?」
この部分を話す時、確かに日本語でしか言えないことに、私は気づいたので
「Maa Eanntyau-kana」というと、
ミヒャエルは、厳しく文法的説明を求めてきました。
その主語は誰か?と。
たしかに、「まあええんちゃうかな」とは、誰が言っているのでしょう。
決して私ではありません。
強いて言うなら、天意。
英語で言うなら、God knows that right ,maybe not.
それを言うと、
「お前の神ってだれだ?」とかなりそうでしたので、
Someoneと言ったら、気まずくなりました。
結構大変なことなのだなあ、と思ったことを記憶しています。
北部ドイツのお話でした。
(まあええやんか、そんなこと、と思ってそっとクリック)