彼とはね、長い付き合いなんですけど
友情関係にもひびが入りそうな予感。
土曜日に、さんざん「もうマン島ですよ、みなさん!」
と上げた直後に
メールが来たんですよ。
原稿の。
素晴らしいですよね、催促もせずに届くんです。
でもね、あいつ。。
マン島までの飛行機ネタで、二話も書いてきやがった!
もう本当にすみません。先に謝っておきます。
マン島は、まだまだ先です。
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三たび空の上
ついに最後の扉が開く。
国内便にはボーディング・ブリッジはない。
ターミナルの外を歩いて自分の乗る機に向かう。
なんだかんだ言ってもやはり近くで見ると、
旅客機というのは大きいものだ。
と、今更ながらに感心するも不安な気持ちはぬぐいきれない。
だって
ぷろぺらだもの。
タラップを昇り、入った機内で自分の座席を見つけた。
えっ、マジ!?
オレの席は窓側でその窓越しにあの巨大なプロペラが。
それはまさに至近距離といっていいほど目の前で
「舐めるなよ。間近でオレの底力を拝ませてやる。」
と言わんばかりに鎮座している。
その威圧感はマンチェスター行きの機内で
オレの隣にいた黒人の比ではない。
機内アナウンスが終わりいよいよマン島へ向けてフライトの時間だ。
オレの真横でプロペラがブンブンと回り始める。
怖ぇ~~~~!!
滑走路に進入し助走に入った直後、
一気にエンジン音は高回転のものに変わり、
機体は怒涛の加速を見せた。
強烈なGに背中が座席に押し付けられる。
機体はグングンと速度をあげ、そして離陸。
窓の外を見ると
どんなもんだ!
と言わんばかりにプロペラが唸りをあげている。
ええ、
お見それ致しました。
どうぞこの調子でオレを無事マン島まで送り届けてくださいな。
窓から下の方を見てみる。
空からの景色を自分の目で眺めるのは初めてである。
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どうも、本人も大河ドラマ化を望んでいるようですね。
いいでしょう、おつきあいしましょう!
次回も空中です。
先に言っときますね。
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