CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

闘う女の美しさ シルヴィ・ギエム

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ブロンズ像のような、つま先。

この持ち主が、今回取り上げる、

シルヴィ・ギエムです。

 

世の中で、あなたは誰と話をしたいか?

と問われれば、私は間違いなくギエムです。

 

知っている人にとっては、

あまりに有名で、

知らない人にとっては、

あまりに無名。

 

しかし、知っておいたほうが

良いと思いますよ。

この振り切れ方、並じゃあねえ!

 

 

まず、さらっと略歴書きましょうか?

いや、これ読んでください。

 

シルヴィ・ギエム - Wikipedia

 

その方が早いですね。

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Wikiの雰囲気は、なんとなく

ずれている気がしますけど、

まあ、大筋でこんな感じの人。

ちょっと前に引退して、

さらにヴィーガン

なってしまったようですけど、

グリーン・ピースとか

シー・シェパードとか

支援しているようですけど、

 

そんなことは、誤差です!

 

エスだって、釈迦だって、

細かいこと言いだせば、

ただのキ印です。

それと同じですね。

 

この、誤差に目を奪われて、

本質を見逃してはいけません。

 

ちなみに、ギエムの最後の作品になった、

これは観なくていいと思います。

なんというか、振り付けも演出も、

実に古臭い。飽き飽きしますよ。

 

 

持ってる私が言うんですからね!

もっと言えば、オペラ座時代のも、

そんなに、いいかと問われれば、

私としては、うーん。。

 

これ観とけばどうです?

って気もします。

 

www.youtube.com

 

久しぶりに観ましたけど、

やはりうなりますねえ。。

 

これとかも。


www.youtube.com

 

 

でも、ギエムのすごさは、

クラッシクじゃないと思うんですね。

モダンやコンテンポラリーに

手を出してからだと思います。

そして、その生きざま。

 

もうね、ムチャクチャですわ。

 

子供の頃『まるで軍隊のような』バレエ学校の寄宿舎へ、家から戻るのが嫌で泣いていた時に、大好きだった母に言われました。『そんなに嫌なら辞めなさい、二度とバレエの話は しません。でももしまだ続けるなら、二度と泣かないと約束して行きなさい』。その時に決めたのです、バレエを続ける、もう泣かない、と。やるのかやらないのか、決めたらやり通す、と。

 

このやり通し方が、実に容赦ない。

あの、20世紀のバレエのスーパースター、

ルドルフ・ヌレエフに抜擢され、

オペラ座のプリマになってから、

極端にバレエを追求。

寄ってくる男たちを追い払うために、

高齢のカメラマンとも結婚。

ウルサイスケベどもを撃退し、

最終的にはオペラ座を蹴飛ばして、

エトワールの地位を捨て、

イギリス・ロイヤルバレエ団で、

ゲストとして活動するわけです。

そして、そこでも

ほぼ全員とガチバトル。

 

そしてそれは「美」のためだ、

と言い切っています。

あらゆることに「ノン」と言い、

気に入らないことを、

すべて排してつづけ、

のこる敵は、正面突破で

勝ち進んでいくわけです。

エピソード一つ一つが、

見事にメチャクチャ。

 

 

素晴らしい!

 

 

もっとも有名なのは、

やはりボレロでしょう!

東京で、2015年。

彼女がバレエ人生の最後に踊ったボレロ

このとき、すでに50歳。

批判も多いのも理解できますが、

やはりすごい。

www.youtube.com

 

その彼女の生き方を、

美しい映像で追ったのが、

こちら。

 

シルヴィ・ギエム オン・ジ・エッジ [DVD]

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いろいろ、完全に

振り切っている姿が美しい!

この中で観られるダンスも、

ギエムのコメントも、

まさにオン・ジ・エッジ!

(ぎりぎりのとこと言う意味)

そして、ギエムの

ダンスとして残っているもので、

最高傑作は、私はこれじゃないかと。

 

 

これ、観ていて震えますよ。 

この二つの作品は、

観たほうが良いですね。

まさに、痺れる世界です。

 

最近、アーティストとか、

気楽に言うでしょ?

自己啓発セミナーとかサロンとか、

やってる人たちも「アーティスト」

 

あれ、バカ丸出しでしょ?

自称クリエーターとかも、

一体何を生み出してんですか?

 

ホント、一流どころが、

モノを生むすさまじい世界を、

全く知らないから言えるわけです。

 

彼女も、現実的には、

見事に破綻している、

と思うんですね。

 

でも、世界に愛される破綻者。

神に愛されるその代償として、

人生そのものを、

あっさり投げ出す人々。

そして、だからと言って、

闘いつづけなければ、

ただの、愚か者になる定め。

それに全くひるまない姿。

 

 

いやあ、美しい!

 

 

引退が迫ってきたころ、

彼女はヴィーガンになるわけです。

それも、彼女なりの新たな価値観、

人生の「美」のためのようですね。

後進の指導とか、できないようです。

向いていないと、私も思います。

それで、全く違う「美」の世界へ、

旅立つことにしたようです。

潔いです。

それは動物を保護する世界。

 

この振り切れ方。。

 

山火事で他の動物が皆逃げていく中、小さなハチドリは山に残りました。燃え盛る巨大な火を前に、ハチドリはくちばしで水をすくい、一滴一滴運んでは、火を消すことをあきらめようとしませんでした。私はこの話が好きです。誰にでも自分のできる範囲でやれることがある、と思うのです

 

バレエで、石のようになったつま先が、

歴戦の武人の鎧に見えてきます。

調べると、最新の映像がありました。

 

www.youtube.com

「I was a professionai dancer」. 

と過去形で言ってます。

 

いつまでも、その気だけある人ではなく、

ダンサーは、彼女にとって、

過ぎ去った過去のようです。

 

天才ですね!

 

では、最後に彼女のお茶目なヌード写真を。

 

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闘う女。

なんと美しい!

 

(まあ、観てみてよ。絶句するから。そしたらこれでも飲んで。またこれ?でクリック!)

 

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