CHUFF!! チャフで行こうよ。

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CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

天才!矢作俊彦! 尊敬と軽蔑と

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矢作俊彦と出会ったのは、

十代も半ばもいかない頃で。

おぼつかない日本語で、

あのややこしい文を読みながら、

痺れていたんですよ。

 

たしか、最初の短編は、

月間プレイボーイに掲載されていた

短編で、確か題名は「サタデーナイトスペシャル」

そこで、「マイク・ハマーへ伝言」を知るんです。

 

まさか、全てでっち上げの創作と思わず、

「横浜」と「ヨコハマ」は

違うんだぜ、とか思ってたわけです。

 

本好きな方は、お読みになられるといいと思います。

 

マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫)

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再読すると、なんとも。。。

胸にきますねえ。 

でもね、その角度で折れる骨なら、

肩甲骨じゃなくて、鎖骨だよと、

作者に説教したくなります。

 

何言ってるか分からないですよね。

まあ、読んでみればわかります。

 

全体の物語は、

見事にカッコいいのですが、

なにせネットもない時代。

素直に信じるんですよ。

作者の自伝的な話じゃないかと。

作中で、ヨコハマの青年たちが、

東京をこき下ろすのも、

痛快でしたしね。

 

「昔の東京のお百姓さんは、六郷からこっちには、来ない常識があったよな」

 

なんてセリフ、思いつきます?

 

そんな夢から覚めたのは、この映画を観た時です。

 

AGAIN アゲイン [DVD]

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 どういう映画かと言うとですね、

多分、みうらじゅんが絶賛すると思います。

一作どころか、何作も作っちゃったわけです。。

 

神様のピンチヒッター [DVD]

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ギャンブラー [VHS]

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 正直、腹を抱えて笑いますよ。

 

DVD化されないのは当然です。

 

しかもねえ、

私実際に、氏にあったことあるんですわ。

なんとも、ただの酔っ払いで。。

 

まあね、分からないでもないんです。

創作ですからね。

ただねえ、作風が作風ですからねえ。。

 

不思議なことに、原作はどれも素晴らしいのです。

 

ストーリーテラーとしては、

見事に天才でしょう。

ただ、同じ人間が、

あのような駄作を作って悦に入れてるって。。

 

最近では、これなんか最高でしたね。

司城志朗とのコラボ作品。

 

ARAKURE あらくれ (ハヤカワ・ミステリワールド)

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ちょっと古いですが、

これも痛快です。

 

 

「なんだ、君は千葉の生まれか?」

「親が旅の一座で、たまたま千葉で生まれた」

 

なんてセリフを、アメ車の上でね。。

黄金期のNAVIの鈴木さんの、

名手腕でしょうねえ。

 

なんだか、久しぶりに読んでみようかなあ。

 

(神様のピンチヒッターの原作は、とても痺れますよ!でクリック!)

 

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マイク・ハマーへ伝言

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神様のピンチヒッター

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