CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

イアン・デューリーを知ってるかい?

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小児麻痺で片足を引きずり、

チビのくせにやたらとお洒落なイギリス人。 

そうと言っても、

イアン・デューリーを思い出す人は、

もう、そんなにいないんじゃないかな。

www.youtube.com


70年代から80年代にかけて、

滅び行く大英帝国の、

最下層から生まれた音楽がありました。

(と、当時は信じていたました)

 

 

それは、当時すでに

古典になっていたビートルズよりも、

はるかに強く私に響きました。

 

その中の一つに、 
スティフというレーベルがありました。

そこに所属するミュージシャンが、

「ドサ回り」の最中に録音された

ライブアルバムが素晴らしい。 

 

Live Stiffs

Live Stiffs

 

 CDでもレコードでも持っているけど、

既に貴重盤になってるんだなあ。。

高すぎるよね、この値段。



商売人になり切る前の、

ニック・ロウで始まる。

 

16 All

16 All

 

 

アル中で廃人になる前の、

レックレス・エリックがしわがれた声で歌う。

 ソロアルバムより、はるかにいい出来で。

Wreckless Eric

Wreckless Eric

 

 

結局日の目を見なかったラリー・ウォレスも、

ノリノリで元気でさ。

 

エルヴィス・コステロがまだ新人で、

ちょっと甘ったるい。

 

 

そして、トリがイアン・デューリー

最後にイアン・デューリーが出てくる。 

 

New Boots & Panties

New Boots & Panties

 

 



このアルバムのエンディングで、

なんだかやけくそに歌われる曲が、

「Sex , Drugs , Rock 'n' Roll」。 


パパやママがダメだということは、

実は楽しいことばかり。 

ジョン・レノンが言ったように、

「人口の9割は、週末に酒を飲みすぎたから」

なわけだ。

 

週末、それをiPadで再生しながら、 

ガレージでゴソゴソしてたんですね。

何人かの知り合いを思い出しましてね。


オートバイをいじりながら考えたわけです。

どうしてこうもみんな暗いんだろう。 



あっさりと結論が出た。 

そりゃ、弱いからだ。 

そう、弱いのだ。 

そして、暗いのだ。 

 

嫌われたくないのだ。 

仲間がほしいのだ。 

弱いからだ。 

Sex , Drugs , Rock 'n' Roll 

弱いのは嫌いだ。 

負け犬には興味はない。 

結局強くなきゃ意味が無い。 


Sex , Drugs , Rock 'n' Roll 

私は思うんだけども、

哀しみってものも、

弱い奴らには縁のない

感覚じゃないかな。

 

奴らは、大声で泣きながら、

集まって酒を飲みながら、

幻想を見てる。

現実に見ているのは、

明日「実はどうでもいい」

ことの心配なのに。 

 

喜びってのも、そうだ。 

優しさってのもそうだ。 

弱い奴らには感じられない。 


だから、強くあらねばならないのだ。 

いずれ、この肉体が滅ぶ日まで、

強くあらねばならんのだ。 

俺のオートバイ。 

俺のフライパン。 

俺の万年筆。 

俺のナイフ。 

俺の時計。 

多分、すべて俺より長く生きる。 

 

誰かに渡すその時まで、

俺は強くありたい。 

弱くていい、なんて言いたくない。 


セルモーター

プラグがスパーク。 

いい音だぜ。 

とても強い、いい音だ。 

さあ、パパもママも眠ったんだ。 

 

そろそろ、

Sex , Drugs , Rock 'n' Roll 

 

(時々、思春期の思考に戻って赤面自爆ってなあい?まあ、いいじゃんかね。そこでクリック!)

 

 

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Live at Rockpalast 1978

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