CHUFF!! チャフで行こうよ。

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「ヤンキー」と橋本治

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橋本治が、今や無名に近くなっているようね。

周りの人は、全然知らないようです。

 

前回のあと、気づきました。

chuff.hatenablog.com

 

トップ画は、昭和43年(1968年)の

東大駒場祭、つまり学園祭のポスター。

橋本治がつくったものであるんですよ。

もちろん、これは高倉健のヤクザ映画のパロディでしょう。

 

橋本治がこれを作ったのは、

どういう時代か知っといた方がいいでしょう。

そのことから、橋本治が「ヤンキー」に惹かれる

その理由とともに、書きたいと思います。

 

 

 

東大安田講堂事件

この年、実は安田講堂の籠城が始まって、

翌44年は東大の入試が中止。

東大史上初の、新入生がいない年なんですね。

東大安田講堂事件 - Wikipedia

 

このブログの方が、詳しく書いておられます。

dawase86.exblog.jp

ここで書かれている「キャラメルママ」と言う話。

まあ、当時から、そういうおめでたいご家庭の

子弟のいく学校だったわけです、東大は。

あまり今と変わりませんね。

 

学園紛争が、完全にノリだった時代。

安田講堂は、多くの「日大生」に占拠され、

価値が分からないから、世界的に貴重な文献を、

バリバリ焚火で燃やして、焼失した時代。

 

その中でも学園祭やってるノリ。

 

まあ、すべてが祭り。

その時代に、橋本治

こんなポスターを描いていたわけですね。

 

 

そんな中から「桃尻娘

桃尻娘って本があります。

日本文学史上初の、

少女の性欲に触れた作品と言われています。

 

桃尻娘 (ポプラ文庫)

桃尻娘 (ポプラ文庫)

 

すでに、ちょっとオッサンというか、

オカマ風味だった彼が、世に認められた作品ですね。

いわゆるギャル語で書かれている点においては、

後の 古川日出男にも影響あったんじゃないかと、

私は邪推します。

 

ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)

ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)

 

 これは名作ですねえ。

ここ二十年の中では、どの本にも

敗けていないんじゃないでしょうか

 

でも、実際は、こういう人が書いているわけです。

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大きな声じゃ言えないけど、あたし、この頃お酒っておいしいなって思うの。黙っててよ、一応ヤバいんだから。夜ソーッと階段下りて自動販売機で買ったりするんだけど、それもあるのかもしれないわネ。家(ウチ)にだってお酒ぐらいあるけど、だんだん減ったりしてるのがバレたらヤバイじゃない。それに、ウチのパパは大体洋酒でしょ、あたしアレそんなに好きじゃないのよネ。なんていうのかな、チョッときつくって、そりゃ水割りにすればいいんだろうけどサ、夜中に冷蔵庫の氷ゴソゴソなんてやってらんないわよ、そうでしょ。やっぱり女の喉って、男に比べりゃヤワに出来てんじゃないの、筋肉が違うとかサ。

 

 まあ、ウケたんですよね。

 

 

ヤンキーの教祖は東大好き!

矢沢永吉の自叙伝(書いたのは糸井重里)のこの本の中で、

 

成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫)

成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫)

 

 やはり、東大は一目置かれているわけです。

まあ、わからなくはないです。

ある程度受験をマトモにやった人なら、

東大って舐めちゃいけないってのは分かるんです。

 

でもねえ、気の毒ですよ、東大出の人も。

ドロップアウトしても、学歴隠さないと、

コンビニバイトもできません。

 

「お前、東大出ててそんなこともできねえのか」

 

と言われちゃうのが目に見えています。

ということは、そういう明らかなものを、

好きだといえる心性ということになりましょう。

簡単に言うと、

 

「分かりやすいものしか、

分からないけど、

それで問題なし」

 

どうやら、このあたりが共通感覚のようです。

 

橋本治による「ヤンキー」の定義

前回取り上げたこの本で、

 彼は明快に定義してるんです。

それは

「経験値だけで物事を判断する人たち」

 

さらに抜粋してみましょう。

物事の判断基準は「自分の経験したことだけ」で、その範囲を超えたものは「よく分からない」と言う判断保留の状態になり、知識を得ることによって自分の判断基準を広げるということをしない。なぜそうしないのかと言えば、それをする必要を感じないからである。だからこその「豊かで安定した社会」なのだ。

 

かなり辛辣というか。

まあ、そうかもしれませんねえ。

 

「おまえらにオレの気持ちはわからねえ」

とか、ヤンキーはよく言いますものねえ。

そういう意味では、「東大」も同じなわけです。

誰でも分かる凄さです。

ふと思い返すに、

私の知っている限りですけど、

東大出身の人は、東大出身らしい人々の中で、

一番生き生きしています。

まあ、そうかもしれませんねえ。

 

まとめ

またここで考えてみたんですが、

そうなると、ほぼ日本人全員が

「ヤンキー」になってしまいません? 

もしくは、みんな「ヤンキー」

になりたがってるとも言えます。

 

だからベタなんですね。

 

怒る人もいるんでしょうが、

タカラヅカってキモくないですか?

あれね、「清く正しく美しい」わけないじゃないですか。

でもね、あの倒錯世界が、表の世界にあるって、

「既にそうと知っているから」

じゃないですかね。

まあ、歌舞伎もそうでしょうねえ。

知っているつもりになってるから、なんですが。

 

歴史一枚引剥せば、

けっこう危険ゾーンじゃないですか?

 

ここで、意味を知らない人の中で、

考えて調べる人と、

「ふーん、よくわかんない」

と判断保留する人にわかれるわけです。

 

その貴方は、橋本治によると

 

「まごうことなきヤンキー」なわけですね!

 

もしくは、

「そういう意見は差別だ!」と怒る人も、

これまでの繰り返しで思考が停滞しているので、

これまた

 

「まごうことなきヤンキー」なわけです。

 

となると、

プロ市民

9条原理主義者も、

民族主義者も、

革命主義者も、

人類愛主義者も、

博愛主義者も、

 

 

みーんなまとめて、

安定した「ヤンキー」になるわけです。

 

って、橋本治が言ってんスワ!

 

(それってズルくない?うーんよくわかんない。まあ、そういうことで、クリックしてみてよ!)

 

 

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