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神戸元町物語 愛すべき変なオヤジ センコー堂

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怪しいモトコーの中でも、ひときわ怪しい。

そんな時計店のお話しです。

 

私、なぜかしらここのオヤジ好きなんですね。

何年も通ってます。

主に、時計の修理と電池交換ですけど。

 

それが、センコー堂さん。

モトコー三番街に、東から入ってすぐです。

いやー、今日も味わい深かったですねえ。

 

 

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どうです、この怪しさ。

魔窟の入り口ですね。

この入口の反対側には、

ミスターボンドがあります。

chuff.hatenablog.com

 

この北側には、哀愁の女将「一花」があったわけです。

chuff.hatenablog.com

 

まあ、それはそれとして。

この時計の電池交換。

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ハミルトンも、高くなっちゃいましたね。

びっくりします。私が買った時は、

3万しなかったと思いますけど。

この、フランク・ロイド・モデルは、

調べたら、生産中止になってんですね。

 

撮影の事前了解なんかとると、

当然拒否されると思うので、

外観をササっと撮ります。

オヤジはさすがに撮れません。

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売れそうなものが見当たらないのですが。。

二畳あるかないかです。

オヤジはその隅の、

50センチ四方の世界にいます。

そこから動いているのを見たことありません。

 

愛想もなければ、会話もありません。

男同士、黙って駆け引きです。

でも一応、言葉には出してみます。

 

「こんちわ~」

 

ガン無視。

ああ、いつものことです。

何か奇妙な安心感があります。

 

「こんちわ〜!」

 

ここでやっとアイコンタクトです。

時計をぐっと突き出し、

 

「電池!」

 

力強く一言でコミュニケ完了です。

 

「5分」

 

張りのない声で、返事。

これで終了です。

なんか、たまんないいたたまれなさ。

でもそれが、妙に好きなんです。

 

その5分を店内で待つ自信がありません。

ですので、一花を散策に。

 

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ああ、本当にしまったんですね。

女将は「辻さん」というお名前だったのですね。

10年頑張られたのですねえ。。

女手一つで。

ご苦労様でした。

どうか、幸せであられますように。

 

うーむ。。。

切なくなっちまった。。

ちょっとボンドでも冷やかしに行くか。

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主の岡さんと、コート談義してきました。

バブアーのトレンチカッコよかったですね。

あれはいいコートですねえ。

ツィード談義をして、マフラーを見て。

 

ああ、やばいやばい。

さっさと出ないと、何か買っちゃいそう。

 

さて、そろそろ戻ります。

 

「こんちわ〜」

 

慣れてきたのか、

オヤジいきなりアイコンタクト。

 

「8」

「?」

「800」

「800円?」

「そう」

 

オッサン、さすがに省略しすぎやろ!

 

と、多分30回目くらいの同じ感慨に浸ります。

毎回思うんです。慣れっこです。

すでに、暗号の世界です。符牒とかの。

 

でも、オヤジ、

時計はちゃんとキレイにしてあります。

この時計、

ちょっと変わったクロノだけど、

ちゃんとぴっちり合わせてきてます。

やるなあ、にくいなあ。

 

黙ってお金を出し、

店をあとにしました。

でも、もう少しは喋れよ。

これも、もう何十回も思ったことで、

既に慣れっこ。

これもいとおかし。

 

ね、こういうマニアックなお付き合いできるのも、

元町ならではと言うか。

遊びというか。。

 

でもあのオヤジ、毎日何やってんだろう。。

 

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