CHUFF!! チャフで行こうよ。

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CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

マン島での道 その40 無敵のオバちゃんと出会う!

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さあ、ついに最終日です。

全てのレースが決勝です。

chuff.hatenablog.com

 

ところが、レースの前に、

またまたとんでもない人と出会ってしまいます。

いやあ、こりゃすごいわ。

 

ではさっそく。

 

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カークマイケルの観戦ポイントは有料である。
 

だがそれだけの価値がある。

 

マン島TTを象徴するような風景をバックに、

縦にうねる緩い上りのストレート。 

そこからハイスピードで切り返すS字コーナー。

実に見どころは多い。

 

トイレもあるし、飲食できる設備もある。

環境としては最高だ。

それがたった6ポンド、日本円で1000円で手に入るのだ。

 

観戦用の椅子を借りて好きな所を選ぶ。

早い時間に来てよかった。

次々と観客がやってきて、送迎の2便目が到着する頃は、

ほぼいっぱいの状態になってしまっていたからだ。

売店でコーヒーを買い、

カメラの準備をしながらレース開始の時を待つ。

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と言っても、まだ一時間以上はある。

ホームステイメンバーのやつらと雑談していると、

そのうちの一人がこう言いだした。

 

「今、日本人がバイクで入ってきた。」

 

なんで日本人だとわかるんだ?

バイクのバッグに「挑戦」と書いてあったらしい。

 

気になったのでその人の所へ行ってみた。

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Eさんと名乗ったその人は、やはり日本人だった。

60過ぎの愛想のいいオジサンで、奥さんとの二人旅らしい。

ヨーロッパ大陸横断の旅の途中なんだとか。

 

しかもタンデムではない。

奥さんも250ccのバイク

に乗って走ってきたのだ!

 

奥さんは、

 

ちょっと陽気な普通のオバちゃんである。

 

しかし、オレは知っているのだ。

日本の普通のオバちゃんの強さを。

 

 

何気にスゲェ事やってる人がいるもんだ。 

事の経緯を聞くと

 

昨年、旅行会社のツーリングツアーで、

ウラジオストク(北海道の西側だ!)から

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イスタンブル(トルコの端っこだ!)まで、

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バイクで走るツアーに夫婦で参加したのだという。

なつかしの歌でも口ずさみながらだろう。

www.youtube.com

アジア全走破じゃねえか!

 

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そしてイスタンブールに着いた時、

 

「もっと先まで行ってみたくなった」

 

らしい。。。。

そしてマン島にいるわけだ。

 

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いいねえ!いいノリだ!

 

そこで現地にバイクを預けて一度帰国し、

準備し直して再スタート。

 その途中でこのマン島に寄ったらしい。。。

 

それにしても・・・文化も言葉も違う。

治安も当然、日本に比べたらよくない。

そんな中、たった二人で、

よくここまで辿り着いたものである。

 

この夫婦、二人そろって、

日本語以外は全然ダメらしい。

それで大丈夫だったのか聞いてみると

 

「なんとかなるもんですよ」

 

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この笑顔で、なんとかなってきたんだろう!

うん、今のオレには分かる。

もちろん英語くらいは話せた方がいい。 

だが何とかはなる。

ただそれには、本気さが必要だ。

ホームと言える環境では、

自分は本気だと思っていても、

実はちょっとしたレベルのやせ我慢にすぎない。

今回、初めて日本を出た事で、

オレはその事を思い知った。

 

本当の意味での本気さは、

大抵の事を可能にしてくれる。

 

そもそも大陸横断なんてスケールのデカイ旅、

 本気じゃなきゃ無理でしょ。

 

Eさんとそんな話をしている中、

彼の奥さんはというと、 

西洋人の強面系バイカーにむかって

 

「すいませぇ~ん!写真撮ってもらえます?」

 

と満面の笑顔を浮かべ頼んでいる。

もちろん日本語だ。。

 

度胸があるのか、単に無邪気なだけなのか、

どちらにしても、相当の怖いもの知らずである。

Eさんに聞くと、道中ずっとあんな調子だったらしい。

常々思っていた事だが、やはり

 

ニッポンのオバちゃんは最強だ。

 

このまま世界一周くらい行けちゃうんじゃねぇか!?

 

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時々いますよね。

天が微笑んだとしか思えない「オバちゃん」。

私も出会ったことあります。

 

「オバちゃん」というのが、

世界的に存在するのかと言えば、

あれは日本独特じゃないかと思います。

タフな女性は世界中にたくさんいらっしゃいます。

日本女性じゃ、とてもたちうちできないような、

とんでもなくタフな女性。

 

でもねえ、日本のオバちゃんは、なんか違うんですよね。

オバちゃんになれるのは、

天というか、神に愛されないといけません。

 

ニコニコしたケンシロウなわけです!

 

もう、世界制覇しちゃえ!

 

(出会ったのは、アリゾナの砂漠でした!元気ですかあ?と、猪木のように声をかけられました。そこでクリック!)

 

オバちゃんマスク 青

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