CHUFF!! チャフで行こうよ。

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マン島での道 その22 ブラウンソースという謎

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オーナーは帰ってしまいました。。

残された「お客さん」であるはずの御一行様方は、

自力で状況を改善してゆきます。

 

いいですねえ。

いや、そうなのか?

 

ところで晩飯どうする?

 

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そこからは全員で被災地のボランティア活動のような有様。

作業を続け1時間ほどかけて片付けは終了した。

 

時刻はすでに午後8時を回っている。

まだ全然、外は明るいけど。

 

さぁ晩飯だ。

 

オレは買ってきた唐揚げ丼のようなものをレンジで温めた。

封を切るとスパイシーな香りが漂ってくる。

 

まずは唐揚げを一口。

 

ふふっ、

ただただコショウの味だ。

 

オレもこの程度では動じなくなっている。

予想通りだ。

それにしても、これほどまでに素材の味を消し去る技術って一体?

 

逆に興味が湧いてくる。

 

そんな事を口走りながら食べていると宿泊メンバーの一人が

「これ買ってきたんだけどつけて食べてみる?」 

そういってソースの瓶を取り出した。

瓶にはBrown Sourceと書かれている。

見た目には、お好み焼きソースやとんかつソースのように見える。

 

だがイギリス圏に、お好み焼きやトンカツがあるわけない。

日常的に食されてるはずもない。

 

そうなると考えられるのはステーキソースの類か。

だったら結構、オイシイんじゃね!?

 

若干の期待とともにオレはソースを手に取った。

封は切られていない。

つまりここにいる、

誰一人としてこのソースの正体を知らないのだ。

 

情報不足の中、事に挑むというのは

良くも悪くもドキドキするものである。

 

オレはふたを開け少し考えてから小皿にソースをよそった。

唐揚げにつけて口に運ぶ。

 

 

OH! NO!!!(怒りを込めて!)

 

 

全員が日本人というこの食卓で、

出るべくしてこの言葉が英語で飛び出した。

 

ねっとりとした酸味とでも言ったらいいか、

とにかくマズイ!

 

小皿に取ったからまだよかった。

そのまま上からたっぷりかけていたらそれこそ

 大惨事なくらいマズイ!

 

ほんの少しでも期待したオレがバカだった。

罰ゲーム以外では使い道がないレベルのものだ。

 

結局、この日から帰国するその日までの間、

誰一人としてこのソースに手を付けなかった。

 

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ああ、あれね。。

言葉少なに、それで十分。。

 

 

ああ、あれね!

 

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