やりがい、いきがい。
それどんな貝ですか?
老いも若きも、そればっかり言ってません?
人生において大切というか、せねばならぬことの筆頭は、
支払いです!
がいがいがい。
なんなんでしょうね。
茹でて喰ってしまえばいいんです、そんなものは。
あとは、うんこになるだけですから。
私も思いますよ、それは大事なことの一つであると。
ただね、そればっかり言ってると、おかしくなりますよ。
こうした方がお得だとか、
こうした方がコストがとか、
こうした方が懸命な選択だとか、
それと同じです。
「がい」ってのは。
まあ、間違っちゃいないんでしょうけれどね。
大人になると大事なことは、そんな貝類ではなく、
毎月の支払いなわけです。
毎月の支払いが、その人の信用になります。
良くも悪くも、どうお金を支払うかで、かなり変わるんです。
吝嗇家の人が、資産を大量に持っていたとしても、
実際の所、カード一枚作れないのが現実ではないでしょうか。
知人にいるんですよ、不労所得の人。
生まれてこの方、不労所得以外のお金を持ったことないわけです。
口座には現金がそこそこあり、基本的には現金払いです。
ある時、クレジットカードを作ることになったんです。
確か、海外旅行かなんかですね。
もちろん、アメックスのプラチナとかだったと思います。
もしかしたら、ブラックだったかもしれません。
まあ、そういうたぐいのですね。
銀行もお得意さんですから、勧めたようです。
あっさり審査に落ちちゃったわけです。
本人は随分怒っていましたねえ。
でもね、基本的に使わないんですよ、その人は。
カード会社の言い分は、
使わないやつ相手にしてられっかよ、ってことなんでしょうね。
恐ろしいことに、カード会社はその人が使ったクレジットの履歴を全て持っています。
しかも、数学的なデータに変換してね。
そこで、その人は、「返した金のない人」って扱いになるんですね。
まあ、そうでしょうねえ。
使ってないんですから。
勿論借りてもいない。
このことから極論すればですが、
バリバリ使って(前借りで)、バリバリ返すことが、
「信用」ということになるわけです。
今の日本人は請求書やクレジットカードローンを支払う為に働いている。
それは自由ではない。子供ができたら子供と過ごす時間が必要だし
友達ができたら友達と過ごす時間が必要なんだ。
働いて働いて働いて、職場との往復を続けていたらいつの間にか老人さ。
そして、唯一できたコトは請求書を支払うことだけだ。
これはウルグアイのムヒカ大統領が、来日した時に言った言葉です。
いい言葉だと思いますよ、実際ね。
あの「世界一貧乏な大統領」が売りの、爺さんですわ。
でもね、こうも思うんですよ。
請求書の支払い、立派じゃねえか!
とね。
ウルグアイと言えば、ちょっと前まで、
国民の5人に1人が、国家治安要員だった国でっせ。
国土の8割が農耕可能な平坦な土地で、
人口は350万もない国。
真っ平らな北海道のでかいやつですわ。
そこで気楽に生きてきたオッサンが、
景気のいい時に余裕こいたこといってただけじゃね?
社会党政権の村山元首相みたいな印象だな。
請求書を支払い続ける。
それは、家族を養い、経済を作り、資源のない土地のない国の
一億人を食わせ続ける行為である!
立派なことさ、支払い!
と、自分に言い聞かせるのは、
毎月月末の恒例行事。。
自営業って、そういうものさ!
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