CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

人間とは何か? ぷぷぷ、から探ろうよ!

f:id:gemini-yahata:20170726162621j:plain

コンビニで買い物をした深夜のこと。

俺の前でレジをすませたお兄ちゃんが一人。

 

クビが伸び切ったイミフ系Tのシャツと

「いつ洗濯しましたか?」って膝下丈のカーゴ。

 


お約束のコンビニ弁当に、甘そうなドリンク。

まあ、ここまではよくある風景。

 

 

俺はポカリを1本買ってすぐ外に。

お兄ちゃんはスマホいじりながら、

数メートル前を歩いている。

 

突然お兄ちゃんが側溝に落ちた。

 

かなり無防備に落ちた。

しかもちょっと深い側溝である。

痛みは想像に難くない。

お兄ちゃんはうずくまって呻いている。

 

 

可哀想なんだが、そのあまりの見事な落ち方に、

俺はプッと吹いてしまった。


お兄ちゃんはまだ呻いている。

俺はつい

「大丈夫?プププ」


と本当に心配で声をかけてしまった。

プププは笑い声ではない。

大丈夫の「ぶ」が何度も出てしまって、

「ぷ」と訛ってしまっただけである。

 

何度も言うが、決して笑ったのではない。


お兄ちゃんは本当に恥ずかしそうに、且つ元気そうに


「大丈夫プププです!」

「いや、痛そうだよ、プププ」

「これくらいなんともありません!プププ!」と。

 

このプププは、痛みを堪えていたのと、

恥ずかしいのとがいっぺんに吹き出し、

大丈夫の「ぶ」がなまって「プププ」に訛ったと俺には思われた。

しかし、最後の「プププ」は謎である。

人間は不思議な発語をする生き物であることを再認識。

 

俺は気を利かせて足早にそこ立ち去ろうとしたのだが、

お兄ちゃんはなんとか側溝から出ようと、

もがいているので、数秒見とれてしまった。

心配のあまり、何故か再度

「プププ」が出そうになり、

 

それはあまりに失礼なように思えたので、

目をそらして歩き始めた。その瞬間、出ちまった。

 

「プププ!プププ!」

 

うーん、手を貸してあげるべきだったかなあ。


でもなあ、あれってバイクの立ちコケと一緒で、

目撃者がいる事の方が辛かったかもなあ。

 

朝、その側溝にお兄ちゃんはもういなかったので、

 まあ、大丈夫だったんじゃないかと。。

 

人生はかくも難問に満ちあふれているのだなあ、

と思った夜だった。

 

(人生の落とし穴は、いつも歩く道のそばにあるかもしれない。今のうちにクリック!)

 

 

 

世界一痛いから効く! 足もみの本

世界一痛いから効く! 足もみの本