ボクは珈琲が大好き。
美味い珈琲の、紅く黒い色が大好きでね。
あの色自体を楽しむにはサイフォンがいい。
でも残念な事に、味と香りで楽しむならばドリップだなあ。
サイフォンは冬の方が美味しい。
空気の温度によるんだろうな。
ドリップは淹れる人の技術の差が出やすいかな。
好みはカリタのペーパーで、ネルは好きじゃないな。
もう、30年近く毎日そうやって飲んでいるんだ。
「昨日、今日、明日」という
古いイタリヤ映画を観たことあるかい?
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの、黄金コンビが3組のカップルを演じている作品で、唸るほどの名作だよ。
きっと、誰が見ても唸ると思う。
この2人は、後に「ひまわり」でも悲恋の2人を演じているけど、
その遥か前、まだまだ2人に底抜けの
不敵な若さが輝いている時代の作品なんだ。
舞台は1954年のイタリヤ。日本であれば昭和29年。
しかも同じ敗戦国で、豊かではない。
しかし、なんと言うか、カッコいい。
映像を観ていると、生活は貧しいのに、
なんと言うか、明るい。
いやいや、日本だって負けてないぞ、と言う意見もあるかもしれないね。
だけどね、画面から伝わる世界では、完全に負けているんだ。
これは事実だろうな。
同じくドイツにも完全に負けていたわけさ。
あのガルウィングのSLを出している。
日本も頑張ったのだろうけど、負けていた。
完全に最初から負けていたのだろう。
つまり、日本はあの時、アメリカだけじゃなく、
世界を相手に勝てると信じていたんじゃないかな。
そして、それは無知の恥ずかしさ、そのものだったんじゃないかな。
えーっと、何の話しだったっけ。
そうそう、コーヒーの話しだったね。
ながくなっちゃったんで、次回に持ち越しますね。
(ヨーロッパの戦争と日本の戦争は根本的違うと思う。そこで勉強クリック!)